【ジレンマ・シンドローム】

a
昔サンタに宛てた手紙には
欲しいものと労いの言葉
無事届いた温かいおもちゃが
記憶を美化してる気がしてる

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無邪気すぎたあの頃の僕らに
都合よく話を合わせては
深く踏み込んで知ろうとすると
そいえば半端に流されたな

b
少しだけ大きくなって 見えなかったものまで
手が届くようになってしまったからさ
今叫ばせろ！

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はい矛盾、矛盾、そこにも矛盾
1度ついた嘘は延々と
根を張って蔓延り続けていく
はいこれも、それも、あそこにもさ
付け焼き刃なんか頼るから
そんなだからこんなにボロ零れちゃってんだ


a
流石に理解はしてるつもりだ
たまには建前も必要だ
誰にも罪なんてのはないけど
ひとりじゃ納得しきれなくて

a
探してるのは粗なんかじゃない
ほつれたコトバ繋ぐ“言い訳”
だって誰も馬鹿じゃないんだから
無鉄砲な嘘つかないだろ

b
頭のいい人同士が 優しい顔してまで
必死に隠してることがあるんならさ
ねえ教えてよ！

s
はい否定、否定、あれこれ否定
これだから大人って嫌いだ
簡単に「例外」を作り出す
はいこれと、それと、あそこにある
ちぐはぐな口実は巧妙で
当然のように現実に貼り付いてんだ

c
証明できないからこそ 宙吊りにされた気分なんだ
勉強してればよかった この不和 形にできるのなら
所詮非力な抵抗だ 面白いくらいに鬱雑いロジック
わかりやすく今回答を ほら示してよ！

s
はい誤算、誤算、ここにも誤算？
僕なら騙せるとか思った？
難しい数式で誤魔化して
ねぇでもさ、でもさ、気づいちゃった
どんな学者でも明かせない
パラドックスの問いがあるんならさ…

s
その矛盾、矛盾、全ての矛盾
嘘なんてないと仮定して
僕は今何を疑えばいい？
もう無限、無限、ここにも無限
仮にも生きてる世界なんだ
継ぎ接ぎだらけでも信じさせてくれないか