淡い月の光照らされて
舞い踊るは白雪か
積もりゆく淡い欠片達
儚く溶けて


天(そら)から舞い落ちる一片の桜
花弁に見えし白い雪は
風に踊り揺れる

背負わされた儚き運命
残された時間は僅か
ただ伝えたいその想いは
儚く消えて


海へと降り積もる凍った涙
深く暗い闇夜を抱(いだ)く
水面、震え揺れる

銀の十字背負う乙女は
白雪のような女神
凍てついていても暖かく
心に沁みる

その微笑み、守りたいよ…―

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

月麗雪姫(げつれいせっき)

初投稿の皐黎と申します。
自分のオリキャラをイメージにしつつ第三者視点で書いていたら暴走を;

下記に簡易的解釈を入れておきます。
また、大前提として『雪のように儚げな心優しい娘』がイメージとなっております。

淡い月の光に照らされて
佇んでいる麗しい君
積もっていく恋心
届く事無く儚く溶けて

幸福から堕ちていく桜のような君
桜のように見えた君は白い雪のよう
人に、社会に、運命に翻弄されていく

背負っている儚い運命
消えてゆくまで時間はない
君に伝えたいこの恋心は
伝えられずに儚く消える

凍った涙は積もらず海に溶けていく
深く暗い心を押し込めて
その度に君の心が壊れそうに震えて揺れる

罪を背負った女の子は
まるで白雪のような僕の女神
白雪のようだと言っても心優しく
その優しさは心に沁みる

だから、君の暖かな微笑みを守りたい…―

閲覧数:164

投稿日:2008/03/15 14:20:58

文字数:207文字

カテゴリ:その他

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