貴方は、帰ると言った。
泣きそうな僕に、そっと手を差し伸べて、
いつものように笑って言った。

「すぐに、帰るよ」

そして、帰ってこなかった。

すぐに、とはいつまでなの?
そう聞かなかった僕の頬を涙が伝う。

貴方の時間、僕の時間。

いつまで待てば、貴方はまた
僕の名前を呼んでくれるの?

いつまで、待てばいい?
いつまで、焦がれればいい?
いつまで、愛せばいい?
いつまで、想えばいい?

貴方はそれすら言わずに消えた。

「忘れていいよ」

そう、言ってくれたらよかったのに。
それならきっと今笑っていられた。

今、こんなにも胸が痛くて、
息も出来ないほどに泣きたいのは、

貴方が僕を、待たせているから、なんだ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

あなたを待つ刻

ずっと、待っている。
その姿を、その声を、その笑顔を。
僕に差し伸べられたあの温もりが
掻き消えてしまう前にどうか、どうか・・・・・。

--------------

場面の想像はご自由にお任せします。

※作品改変OKです。
但し、その際は原形が判る程度に留めて下さい。
サビ・A/Bメロ等に関する文の移動・加筆においても
上記の条件において許可です。

閲覧数:155

投稿日:2008/11/22 21:55:01

文字数:316文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました