冷えた空へ呟いた
僕は何処に行けばいいの
歪む世界に立ったまま
歩けなんて無理でした

泣いて笑って過ごした日々
巡る季節の狭間に溶け
冬の名残が息を殺す
泣き笑いしながらも言えたんだよ

『未来の僕へ。
いつかあなたが同じように巡ってきた時には
気づいているでしょうか、幸せな日々に』


暮れる夕は俯いた
あの日の傷が癒えない
眩む視界に映った
僕が泣いて崩れてく

淋しくないと笑った日々
いつか終わると信じ生きた
冬の名残が僕を殺す
照らされた地面に映らない薄い影


『さよなら、僕は
巡り巡ってまた僕に生まれ変わるよ。
懲りずに戻る僕を許して。やっぱ怖いの。』

手にした物は
僕の愛したあの子がくれた腕時計
止まったままの針を戻して僕らが巡る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【応募用】盤上輪廻の夕暮れ(仮タイトル)

9KI様の曲に応募させて頂きました。

http://piapro.jp/t/Ed_e


恋人を亡くした男の子が、彼女の形見である腕時計の針を戻し、
また過去へ戻り続ける話です。
今まで退屈に密やかに、呆れる程無関心に過ごしてきたけれど、
彼女と出逢う事によって変われた自分がいた。
けれどその彼女が事故で亡くなってしまい、同じ場所で自分も死ぬ。
死んで、魂だけが彷徨っている途中で、自分が腕時計の針を戻して、廻ってきたことを思い出す。
どうしても彼女と過ごした日々が忘れられなくて、何度も何度も廻り続ける。

そんなイメージで作りました。
どうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m

閲覧数:146

投稿日:2011/11/19 17:35:54

文字数:330文字

カテゴリ:歌詞

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