烏の濡れ羽色 混ざる時雨街を
雨打たれ嘆く影 駆け抜ける黄昏
風来坊黒猫 招び声妖しく
闇は澄み渡る
狭霧紺に聳える芙蓉峰
並木通り逸れたらがらんどうの
暗がりには誘蛾灯さながら
禍々しく滞る鏡像
真逆様飲み込んだ虚構から
覗かせる利鎌の月よ
肩越し独り言ち蛇の目もたげ睨め付け
夢現つ映す互い違い澎湃
惑わすように乱れる波紋
ふきぼかし泥ませ散し描く螺旋
御両人 御用心 理不尽な重力
飛沫の裏側に閉ざした暗夜行
泥濘みの溟涬
水面下 堂々闊歩
哀鴻遍野 跳梁跋扈
寧馨児 鷹揚颯爽
雲龍井蛙 懊悩葛藤
免罪符 籠城割拠
電光石火 放浪脱兎
衝撃波 膨張圧倒
経年劣化 到頭発狂
殺伐研ぎ澄ます湛然たる永沈
砂利伝いたちまち澱籠りし耽溺
洗いざらいせせらぎに変われ
静謐の浮島 刹那過ぎる静寂
侘しく 掻き消ゆ 生憎の雨
粗末な澪標 訪う終着点
赤裸々濡らす涙
寄せ集め暮れの波濤 酔い喚く電波塔
狂おしく頽れる凍てつく体たらく
暗黒を透かした泡が爆ぜたなら
束の間の別れ
常しえの別れ
からすのぬればいろ まざるしぐれまちを
あめうたれなげくかげ かけぬけるたそがれ
ふうらいぼうくろねこ よびごえあやしく
やみはすみわたる
さぎりこんにそびえるふようほう
なみきどおりそれたらがらんどうの
くらがりにはゆうがとうさながら
まがまがしくとどこおるきょうぞう
まさかさまのみこんだきょこうから
のぞかせるとがまのつきよ
かたごしひとりごちじゃのめもたげねめつけ
ゆめうつつつうつすたがいちがいほうはい
まどわすようにみだれるはもん
ふきぼかしなずませちらしかくらせん
ごりょうにん ごようじん りふじんなじゅうりょく
しぶきのうらがわにとざしたあんやぎょう
ぬかるみのめいけい
すいめんか どうどうかっぽ
あいこうへんや ちょうりょうばっこ
ねいけいじ おうようさっそう
うんりょうせいあ おうのうかっとう
めんざいふ ろうじょうかっきょ
でんこうせっか ほうろうだっと
しょうげきは ぼうちょうあっとう
けいねんれっか とうとうはっきょう
さつばつとぎすますたんぜんたるようちん
じゃりづたいたちまちおりこもりしたんでき
あらいざらいせせらぎにかわれ
せいひつのうきしま せつなすぎるしじま
わびしく かききゆ あいにくのあめ
そまつなみおつくし おとなうしゅうちゃくてん
せきららぬらすなみだ
よせあつめくれのはとう よいわめくでんぱとう
くるおしくくずおれるいてつくていたらく
あんこくをすかしたあぶくがはぜたなら
つかのまのわかれ
とこしえのわかれ
暗澹
ttmywrk (https://piapro.jp/ttmywrk) 様への応募用作品となります。
(https://piapro.jp/t/UlYH)
韻というものを極力意識しました
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