居ないはずの誰かに宛てるこのメロディ
来ないはずの訃報が無駄に綺麗だった
守れない約束もしてしまった
それは夢だったことも本当は気づきたくなかった

君からの通知が雑踏に
そしたら辺りが暗くなるのを見計らった
「失う」という虚像がいつの間にか現実になってしまった
いつからだろう
左の頬が濡れた

ただ弱さのなかだけで
僕は知らないふりをしていた
なくなる君がいつにも増して美しく
ただ弱いだけの僕だ
此処は誰かがいない場所さ
気づいたら瞼から落ちていた
拾い損ねたそれにどうか花束を


思い違いが思い違いを呼んだ
きっと誰でもそうだって楽観視したせいか
いつの間にか君の残像に固執していた
なくなったあとのたわいのない話はいつもは笑えていたのに
全部全部君のせいだよ
君のせいにできたらきっと楽だろうな

僕からの言葉は雑踏になってる
そしたら声音が聞こえない部屋で毒づいた
「自分」という虚像を君に見透かされて欲しかったみたいだ
いつからだろう
右の頬が濡れた

ただ好きがいえたなら
現在(いま)も君はいなくならないだろうか
いつもの明日(あす)が失う命の近くに
ただ好きがいえるなら
此処は君がいない場所さ
気づいたら愛を知らないでいた
伝え忘れた君にどうか花束を

あったはずの愛はなんなのか
僕が知る由もないのに
そんな悲しみが皮肉だった
痛み分けが君とできたらと
それが夢であるようにと願った

ただ弱さのなかだけで
僕は知らないふりをしていた
なくなる君がいつにも増して美しく

ただ好きがいえたなら
現在(いま)も君はいなくならないだろうか
いつもの明日(あす)が失う命の近くに
でも僕がうたえたなら
気づかない過去を葬るのさ
瞼を開けた僕にどうか

花束を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

花束を(歌詞)

作詞: Mugi→ https://twitter.com/Mugi_myuu
作曲・編曲: Ibanana→ https://twitter.com/ibanana11
うた: 結月ゆかり
マスタリング: Ben→ https://twitter.com/ben_niwaka
映像: Toshi (ゲスト)→ https://twitter.com/FXditor

閲覧数:353

投稿日:2022/02/20 14:58:46

文字数:739文字

カテゴリ:歌詞

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