西から風が吹いてくるぞ
北から雪が責めてくるぞ
遠くまで逃げる民たち
街に残されたのは子供だけ

そしてやがて朽ちていく住処と
彷徨うだけの思念が音を立てた

壊れて 叫んで 黒に染まる
流れた雨は誰も知らないまま
大地に零れる 明日さえ見えないまま
叶うならどうか君を抱いて土に還りたい

朝には温もりが帰って
夜にはまた冷え込んできた
捨てられことも知らぬ子
未だにその姿を追って泣いてる

そして流れた月日はもう知らず
凍える手に最後の吐息かけた

歪んで 崩れて 黒に染まる
流れる涙(あめ)は誰も見ないふり
頬を伝い落ちた 響いた音は綺麗すぎて
僕も同じ様に涙(あめ)を降らした 乾いた土に

そして誰も見てないところできっと
僕等二人死んで死んで死んで逝くんだろう

壊れて 叫んで 黒に染まる
恵みの雨は誰も知らないまま
大地に注がれ 明日の希望を照らした
叶うならどうかこのまま君と土に還るまで

共に息を流したい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Dear

枯れた街に 大地に

閲覧数:94

投稿日:2013/07/17 19:25:18

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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