A
泣きそうな空の下 傘も持たず歩いた僕らに
 逃げれない現実は 雲ゆきを怪しくした 
守れない約束は 薬指で指切りをしよう
 もしいつか破っても ”やっぱりね”で済むように

B
”愛はあるの?”  あったかもね
 ”どこにあるの?” どこだろうね
”もうおしまい?” そうだろうね
 ”サヨナラだね” 頷くけど、イヤだよ。

S
降り出した霧雨が 君の形を溶かしてゆく
 冷え切った手のひらは 空(くう)をつかんでいた 
消えてゆく残り香が いまだ君を見せてくれるよ
 ただずっと佇んだ 街角のカフェの前


A
繋げないコール音 それでもまたかけてみる僕に
 逃げれない現実が アナウンスをしてくれる
失って思い知る 気が付いたら手遅れだったね
 撒き戻ししてみても 同じことの繰り返し
 
B
錆びた指輪 もういらない?
 早く捨てて しまえばいい?
ハート型の ルビーの石
 Scarlet…怖いほど赤くて 

S
口ずさむメロディは 急ぎ足の雑踏のなか
 踏まれては哀しげに アスファルトに浸みた
戻らないあの時が 過(よ)ぎっては孤独を苛(さいな)む
 唇を噛みしめた 滲んだ景色は雨 

 
B'
”愛はあるの?”  
 ”どこにあるの?”
”もうおしまい” 
 ”サヨナラだね” 


S
降り出した霧雨が 君の形を溶かしてゆく
 冷え切った手のひらは 空(くう)をつかんでいた 
消えてゆく残り香は 二度と戻りやしないらしい
 いまやっと思い出す 君はもういないこと…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Scarlet in the Rain

たぶん男性視点。””の中だけは女性視点。別ボカロでもいいかと。

失恋かと思ったら死別テーマ。
↑「ルビーが怖いくらい赤い」あたりで匂わせてるつもりです。

※ピアプロ外部へ公開する場合はライセンス条件をご参照ください。

閲覧数:107

投稿日:2012/01/26 19:09:10

文字数:644文字

カテゴリ:歌詞

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