花びら舞う季節は過ぎ
粉雪見上げ手を伸ばした
隣で笑う君の顔
瞼の中だけに残った
嗚呼…
繋いでた右手も
君の「さよなら」で凍える
誰にも見えない仕草で
隠して閉じ込めた
切ない空
どこまでも遠くて
きっとまた君を探しに
よく似た
後ろ姿を見つけて
追いかけても
消えてしまうなら
いっそ…
繰り返す夜明けの度に
僕の心は氷のようで
知らない間に受け取ってた
君の温かさを想った
嗚呼…
街の華やかさも
今はモノクロで流れる
景色揺れて滲んでても
いつか…願って泣く
冷たい空
どこまでも泳いで
きっとまた君を探しに
叶わぬ夢
もがいて溺れて
沈んでく
君の面影は
遠い…
目を覚ました
夢であるようにと
この声が聞こえるようにと…
切ない空
どこまでも遠くて
君はどこにも見つからない
さよならまだまだ言えないけれど
温かい涙が落ちた
頬に…
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