君だけの宝物の名前を
誰にも教えないまま 君しか知らないまま
図鑑には乗らない類の怪物が 僕らを呼んだ
幸せも呼んでくれたのだろうか?

真っ暗な夜 君の部屋の扉を訪ねて行った
そんなお化けが同じ様な声で話しても 扉は開けちゃ駄目だよ

不可能と真偽を継いで剥いで物語にしよう
あの日に見た幽霊船 きっと夕焼けに消えて行った
不可解の解き方 詩吟の噛み砕き方
猫みたいな雲を僕らの指でなぞって遊ぼう
風に吹かれて綿毛が飛んで行った

あの日のタイムカプセルの中には
誰も知らない夢とか 僕らが忘れた煌めきがある
記憶には残らない類の思い出が
そこら中にあって それらが僕を形作っている

そんなに面白くなかったけど やけに覚えている映画とか
誰も笑わないユーモアも 君が名作と言えば名作だよ

不可能と真偽を継いで剥いで物語にしよう
まだ瞳の裏に焼きついたままの雨上がり
まだ知らない解き方 ちょっと難しい定理
猫みたいな雲があくびをした気がした
風が吹いて ほら、もう憶えてないよ

不可能と真偽を繋いで どんな言葉にしよう?
あの日に見つけたもの 君がついた素敵な嘘も
不可思議に塗れていた世界の噛み砕き方
猫みたいな雲を僕らの指でなぞって遊ぼう
風に吹かれて綿毛が飛んで行った

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ケセランパサラン

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投稿日:2025/02/13 02:12:10

文字数:541文字

カテゴリ:歌詞

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