「ごめんな、ミク」
ミクのマスターが突然苦笑しながら謝ってきたので、ミクは自分より少し背の高い彼の顔を覗き込んで
「どうしてあやまるの?」
心配そうな、不安そうな顔で彼女は聞いた
「俺は音楽関係なんて、よく分からないから、お前に歌を歌わせることなんてあまりないだろ?だから、悪いことしてるなと思って」
「別に気にしてないよ?」
ミクは正直に言った。本当のことだ
「お前が気にしてなくても、俺が気にするんだよ。お前はVocaloidで、歌うための存在みたいなものだ。なのに・・・俺は・・・」
彼はハアと溜め息をついて下を向いた。ミクに覗かれないくらいまで
「マスター・・・。確かに・・・確かに私は歌うために生まれてきたVocaloidで、歌をもらうためにマスターに買われたよ。でも・・・私は」
一回言葉をきって、そして心からの笑顔で
「私は、マスターとともにいられることが幸せなんだよ。こうしてマスターと、お話できたりたくさん知らないことを教えてもらえたり、知らないものを見たり聞いたりすることが幸せなの」
「ミク・・・でもな・・・」
「さっき、"歌を歌わせることなんてあまりない"って言ってたけど、全然くれないってこともないじゃない!時々だけど、マスターは私に曲を作ってくれてる。マスターが私のために歌を作ってくれているのも知ってるよ?だから、謝らないで、そんな悲しいこと言わないで。私は、マスターの元に来られて良かったって毎日思ってるから」
「・・・お前・・・よくそんな恥ずかしいことを・・・」
彼は小声で呟いて、髪を少しくしゃくしゃっと触ってからミクの頭に手を置いてわしゃわしゃと撫でた
「マ、マスターっ!やめてよぉ!!」
「やだ」
「マスター!!」
「ははは」
ミクの髪をくしゃくしゃにしてから手を離した
「もう・・・髪がくしゃくしゃだよぉ・・・」
くしゃくしゃの髪を直しているとミクっと彼に呼ばれて彼を見た
彼は笑って
「ありがとな」
そう、ミクに言った
ミクも笑顔で
「どういたしましてマスター!!」
明るい声で言った
コメント0
関連する動画0
オススメ作品
まだ何も解決してはいないのに
手放しに喜び跳ねて回るのは
愚かでしかないのにとても愛おしい
ストランゲーゼ、いつものところで落ち合おう
根拠なんかない高鳴りに応じ飛び出して
ストランゲーゼで落ち合おう
武器を捨て言葉の力も借りないで
無抵抗だとかではない寛容さ
無慈悲な雨風なら両手広げるよ
ストラン...ストランゲーゼ

出来立てオスカル
Hello there!! ^-^
I am new to piapro and I would gladly appreciate if you hit the subscribe button on my YouTube channel!
Thank you for supporting me...Introduction

ファントムP
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。

kurogaki
命に嫌われている
「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。

kurogaki
俺たちはあの焼却炉に何を置いて来た
思い出はない感覚でもないと思う だけど
確かな拭い切れぬ言い知れぬ呪いみたいだ
俺たちはただ焼却炉に呪い呪われて
縛られている 誰にも理解されないと思う
耳障りな炎だけ不規則なまま破裂しては包み込んでる
現象でしかない熱の海だけ寧ろ優しさになる 笑えるくらい
俺た...They make a sound that resembles laughter.

出来立てオスカル
サイコロ転がしたみたいに
気まぐれなこの星は
誰かの想いを乗せているようで
惑うみたいに進み出した
幾億千もの世界の煌めき
照されたこの星の
ちっぽけな僕ら乗組員は
小さな小さな箱に住んでいた
あけられた大きなこの窓は
見渡せないような世界を映すんだ...【初音ミク】Cube【オリジナル】

東風東
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想