白いエプロン身につけて
コーヒーを引く音と香りが馴染む

1
小さな小さな喫茶店
登場する人はさまざま
限りある時間を使い来店
チリリンとベルが鳴り渡る

ここに棘ある言葉はない
あるのは時間の束縛
それぞれの時間で成立

「いらっしゃいませ」
会えた嬉しさに笑む
ここはとある休息所
コーヒーの香りが舞いあがる

2
小さな小さな喫茶店
クラシックがBGM
太陽の光をほどよく遮るカーテン
コポコポとサイフォンがなっている

ここでは自由時間
流れる自分だけの時間
昨日とは違う時間

「どうぞ、ごゆっくり」
あたたかい空気に頰緩む
オーダーとともに届ける言葉
コーヒーの湯気がのぼる

3
小さな小さな喫茶店
店員だから動けない
店の前を何人もの人が通り過ぎていく
誰かいることで成り立つお店


今日は特別な日
チョコレートをプレゼント
始めてから5回目の記念日

「ありがとうございます」
心からの笑みで伝える感謝
一緒に届けるチョコレート
誰かといる嬉しさに笑みが増す

コーヒーの香りが気持ち満たす
昼下がりのあたたかい時間
少しでも疲れがとれたらいいのに
昼下がりのあたたかい時間
穏やかな時間になればいいのに

4
小さな小さな喫茶店
過ぎていく静かな時間
コーヒーカップと同じ柄の小皿
乗っているのはハチミツ入りチョコ

今日はバレンタイン
上手くいかなかったチョコ作り
これからも続く手作りチョコ

「ありがとうございます」
生チョコは感謝の気持ち
笑顔とともに送るお礼
感謝の味は少しほろ苦い

これからもどうぞよろしくお願い致します

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

クラシック カフェ

kokone生誕2019記念作品。

舞台は、とあるカフェです。

閲覧数:193

投稿日:2019/02/14 00:06:46

文字数:678文字

カテゴリ:歌詞

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