A
さよならの音はいつも心を満たして
後から私の中身を奪い去って消える

B
肌寒い春先　曇り空の桜
その全てがどうでもよくて
そこにあるのは黒板に描かれた言葉じゃない想いと
一通あなたが書いた手紙

S
虹色の一年　青色の一月　灰色の一週間　黄金(こがね)色の一日
絵の具のように流れていた日々は乾いて···宝石箱の中
自転車のアクアマリン　校舎裏のタンザナイト　放課後のパール　始業前のルビー
別れを告げる今日の涙もブルートパーズ
過ごした日々はあなたは宝石になってしまう

B
まだ冷たい春風　雲間から光
その全てはまだおぼろげで
スマホの画面越しに微笑んでいるあなたの私への言葉と
一通あなたに宛てた手紙

S
それじゃあまたどこかでって交わした握手
便りを待っていると交わした言葉
あなたが去った後も続いていく道は未来へ···足跡は今も
ノートの上のデネブ　繋いだ手のミラ　休み時間のリゲル　帰り道のアンタレス
導いてくれたあなたの姿は北極星
過ごした日々はあなたは星になって
明日を目指す私の道しるべになる