『巡る時の中』
春は桜の花が舞い
夏は潮騒に心踊らす
秋は紅葉のカーテンに抱かれ
冬は降りゆく綿雪に眠る
移りゆく四季の季節 とどまることなく流れる日々
それはいつだって 同じ瞬間などなくて
二度と戻らない時間は 誰だって同じで
等しく 刹那に 残酷だからこそ 美しくて
春は舞い散る桜に泣き
夏は終わる日差しを憂い
秋は始まる寒さに怯え
冬は積もる雪に凍える
加速する時間の中で 私たちは苦しみと嘆きを重ね
大切なこの一瞬ですら 必要ないとうそぶく
貴方の胸の奥の奥 一番優しいその場所は 本当は どう答えてるの?
春の蕾を探し求めて
夏の陽光に想いをはせて
秋の日差しに手を伸ばして
冬の夜明けを信じ続ける
瞳そらさないで 決して離さないで
大丈夫 信じていてね
巡る時の中
世界はいつでも微笑んでいる
貴方が視線を上げれば そこに
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