くらげ少女

瞼落ちて   沈む妄想
身体の重さに 息さえ揺れる
眠気の底で  脈がぼやけて
波間に溶けた 意識褪せて

何に触れたいの? 冷えた心か
揺れる願いじゃ  まだまだまだ足りないの?
棘ばかり伸びて  誰を傷つけるの
冷たい毒よ

まだ誰かの温もりを欲しがってしまうのか?
抱かれたい もとめたいな
まだ一人で漂ってる

棘ばかり伸ばして
傷つけるのが怖いけど
孤独に震える指先に
届いてほしい

漂う海で 波に委ねて
喉の奥に 小さな祈り

泡に飲まれる 声痺れた
底の見えない 闇に吸い寄せられ
光る群れへ 影が絡む
揺らぐ泡が  私によく似て
一つくらげ

ほんの少しだけでいい 触れてみたい
壊れてしまう前に   名前を呼んで
「大丈夫だよ」って  囁いてほしくて
お願い 離さないで  そばにいて 
ずっと ずっと

誰かの温もりを まだまだ手離せなくて
あなたへ叫ぶ声が止まらない
棘ばかり伸ばして
傷つけるのが怖いけど
求めたくて   漂う心の奥底に
届いてほしい  ほしい

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

【Lyric】くらげ少女

閲覧数:(計測中)

投稿日:2025/12/13 03:24:36

文字数:460文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました