小鳥のさえずりで身を覚まし、朝は爽やかなレモンティーとクロワッサンを二つ、そしてマカロンを三つほど頬張って――、と言うところで、目を覚ました。しかも、ベッドから落ちたおかげで目もぱっちりである。その分、気分の悪さは数倍になってしまったが。
そんな夢を見た所為で、いつもの平凡な朝食が妙に劣化して見える。
「どうしたの、リン。気分でも悪い?」
心配そうにメイコがリンの顔を覗き込み、額に手を当てる。
「えー…。ああ、うん。なんでもない」
「何よ、その微妙な反応。大丈夫なの、本当?」
「大丈夫だよ。うん、多分」
豪華で優雅な朝食を一度とってみたい、と言う欲求は大丈夫じゃないかもしれないが、と、心の中で付け加えておいた。きれいなドレスを着て、多くの明度と執事が自分に頭を下げ、お嬢様、なんて呼んでくれる生活は一生来ないのだろうな、どうせもうすぐ死ぬし…。そんなことを考えながら、リンはいつもどおりの平凡なトーストに牛乳と言うメニューをペロッと平らげてしまった。
もうすぐ死ぬとか、そんなネガティヴな考えと縁のないリンは、いつもの通りに笑っていつもの通りに学校へ行く。いつもの通り授業中に居眠りはするし落書きは刷るし、その上歌まで歌って毎回怒られるし、給食は誰よりも多く食べて、いくつか別の机から無断で拝借するし…。
今までと何一つ変らずに、ただ変わったのは自分たちのところに金髪の可愛い少年が来たことくらいだ。それが死神でも、別に気にはしない。いつ死ぬか分からないのなら、死神が来た意味がないではないか。全く、使えない死神だ。などと思いながら、笑顔の死神に声をかけてみる。半分は興味だが、半分は怖いもの見たさだ。どちらも興味のうちに分類されるかもしれないが、リンからしてみれば、全く違うものなのだ。
そんなところで、リンは悲観することもなく、今のところ平和に(?)生活しているのだった。
学校に行けば友人がいるし、嫌いな先生もいるし、憧れの先輩もいるし、嬉しいこともいやなことも溢れんばかりだ。
「――クオ兄、買い物、行こうか」
言うと、リンは微笑んだ。
突然のことに驚いた様子のミクオを見ても、なんら困った顔もせずに出かける準備をして、パーカーを来て鞄まで肩から提げ、ミクオの財布を持つと、無理やりミクオをひっぱってー孤児院を出た。
「何やってんの、レンも行くんだよ!」
「あ、はい。すみません」
悪くないのに謝ってしまったレンをみて、笑ってしまいそうになりながら、メイコはドアを閉めた。
「何を笑っているんです、お姉様?」
「いいえ、かわいいなぁとおもって」
「そうでしょうか、私にはただの悪がきにしか見えません」
「あんたも可愛げがないわね、可愛げが」
「そんなもの、なくて結構です」
そっけなく答えたルカをみて、メイコは苦笑いして、
「子供のときはもっと可愛かったのに」
「お姉様、おいくつですか?」
「レディに年を聞くのは失礼よ」
「すみませんでした。」
また、メイコが笑った。
カラフルワールド 5
こんばんは、リオンです。
また盛大に遅刻しました、すみません。
思ったけど…何がカラフルなんだろう(ぇ
前の死神のやつがものくろわーるどだったので、それと対になるようにしたんですけど、
いまさら何がカラフルなんだろう。本当になんなんだろう。
あえて言うなら…登場人物の髪?あれはカラフルだ。
そうか、髪か。髪の毛か。納得(すんな
それでは!
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