咎猫

舞い散る粉雪が　花弁に見えた夜に
天へ向け鳴らしたベル　もう届く事も無く
白い雪化粧が　全てを包み込んで
隠してく　過去も今も
この寂しさも
四番目の旋律を　叫ぶ様に歌う時は
君の顔も声もその唇の温度さえも
感じられなくなってくの
さよなら　またこの木の下で
交わす指きりを待ち続けている...

にわか雨が地を濡らす
影隠す　瞬きの間に
引き止めたいのは我儘で
その誇り　汚すと知っても
触れられる時を惜しむ
いつか『別れ』が足踏み揃えて
足掻く意味さえないほどに
二人　容易く　消えていく
袖振るう　戦火の舞さえ
無くなれば　ここに居てくれますか？...

月が眠る夜に
ひとりおいでなさい
朽ち果てた左の約束を紡(つむ)いで
叶えてあげましょう
請(こ)い願う幻
羊は知らぬ間に明けない夢を見る―――
その洞窟(どうくつ)の先には
ほの暗い古(いにしえ)の城(おり)
名も忘れ棄てられた
虚無 瘴気(しょうき)を纏(まと)う骸(むくろ)の墓所...

・・・ぱんぱんぱんぷきん　ぱんぷきんパーティナイト
みんなで踊ろう　ダンシングナイト・・・
甘いお菓子灯るランタン片手に
踊るよゴブリン　すべて忘れて
呪いのWednesday　愛猫家たちのデモ行進
黒猫なら本日軟禁中
ぱんぱんぷきん　ぱんぷきんぱいを
頬張るのはMr.ヴァンパイア　
赤目の笑い泣き...

月を隠す雲の影より
己さえ闇へ屠るよう
今宵、舞う舞は赤く染まり
壱つの終焉を
いざ、忍び参る―――
漆黒　沈黙の最中　火花は灯り
轟くは開幕　阿鼻叫喚の地獄絵図
腕を失くす　脚が消える　首は何処へゆく
華が咲いた　彼岸の華が
爆ぜる飛沫は雨の如く...

○霞靄(かすみもや)水面(みなわ)の畔(ほとり)を包み隠して笑う
跳ねる音は現なのかそれともあの日の幻か
△唄歌いの調べ　かき鳴らす悲鳴　響く旋律を纏う
亡くした姿追う影持つ者　空虚に踏み出した　
☆蒼い海原墜ちる先に映る世界は暗く
底辺の空は光る水面(みなも)
泡沫(うたかた)の夢　泡は消え逝く　...

☆ 片付け強要された本日
　腕捲り気合を入れて　さぁ始めましょうか
○ 出てきた教科書ものさし用具
　 いろいろとりどりモノクロローグ
　 駆ける走馬灯ブレーキかけちゃって
　取捨選択がままならない
□ 他人にしたらゴミクズだけれど
　 こんな汚れたぬいぐるみたちにも
　 小さな歴史が刻まれてる...

手の内を見せようか
グラスにはtrickを
ヴェルヴェットは揺らめく
貴方の心を映す
まだ半分もある
帳が落ちた　この舞台で舞う影
くるくる廻る熱
その目に刻んで
ヒールの音に酔いしれ　甘く微笑むわ
触れる体温への優越感...

ガイドをなぞった人生記
外すことない大博打
0点＝オール5評価
演じてみせるぜセオリー通り
信号無視の通行人
赤サインからsay good die
やんなっちゃうよなどうでも良いこと
それすら無関な首振りドール
(事象も幻想もホントどうでもよかった)
(存在自体がブラフでフラス飽和限界)...