タグ「改変自由」のついた投稿作品一覧（23）

澄んだ雪解け水
季節は巡って
世界が歌いだす
華やぎ始めた彩りの海で
私は寂しく冬の殻に置き去りなの
先を進んでく人たち
同じ速さで視線の先を
見てみたいよ
あせる気持ちだけが
空回りして...

柔らかな風に乗り
木々は空へと向かい
キミは大きく背伸びをしていた
瞳にはたくさんの
希望が映ってたね
でも飛び立てずにうずくまっていたんだ
ねぇ　恐れなくていい
キミの背中には
白くて大きな羽
あるよ...

泡沫に溺れてる
０と１の幻想は
都会の蜃気楼
虹色に煌いた
真と偽の喧騒は
世界の走馬灯
立ち込める
霧（きり）
霞（かすみ）
靄（もや）...

手を伸ばせば掴み取れる空
何処までも閉塞をした立方体（へや）
私は　その世界の囚われプリンセス
窓越し　夢の中の自由しかない
誰も助け出しては
くれないと知っていたんだ
自分で逃げ出す他に
道はないと信じていたけど
強くなりたい私の隣
貴方は傍に居た...

A
ふわり　前髪
風が揺らして
タンと　靴音
高く鳴らすよ
さよなら　昨日
両手を振って
前向き　未来
そっと夢見た
B...

どこまでも平和な世界
ある日彼は魔王となる
無常の鐘友の裏切り
全ての心闇に閉ざし
包み込む愛しい光
けれどそれは仮初で
友情は散り傷も癒えずに
優しい歌はもう届かない
誰よりも愛していた
何よりも思っていた...

目覚まし　急かされ
窓を開いたら
爽やかな風で
一日始まる
走り出すけれど
靴紐踏んづけた
昨日の水溜り
勢いよく jump & dive
見上げたお空に飛行機雲
何処までも何処までも続いてく...

踊る砂塵　
砂の海に船はなく
風紋を乱すのは贖罪
弔いの薔薇の傍らで
焼けた喉が歌う
地獄の業火
燃える海に笑う星
干からびた悲鳴は孤独
贖いの楽園の対角で
静寂の夜に凍え...

＜君がいない深刻なエラー
　そんな嘘はぶち破るんだ
　それともただ残虐なホラー？
　強がり顔背けてるんだ
　覗き込んだ一人のミラー
　うつる君は白昼夢だ
　時よ止まれと＞
手を伸ばせば流れ星
差し出してはいけない
近づくほど遠くなる...

もっとおどけて聞かせてみてよ
滾る血　弾む鼓動
もっとはじけて貫いてよ
熱い血　滾る衝動

迫る闇　高いヒールで踏みつけては
弓形にしなる
艶やかなルージュ乱れ
纏うは　警告（シグナル）
漏れた吐息は...

揺り篭
たゆたう
大海　の
真ん中
まどろむ
大罪　に
指折る祈り
爪裂く赤い
肌焼く誓い
太陽が昇る頃に...