タグ「結月ゆかり」のついた投稿作品一覧(8)
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人の声が交じり合うオフィスで今日の夕飯を考えている
昼下がりのけだるいひと時を息をひそめつつやり過ごすだけ
少し綺麗になった駅前のいつもの店のいつものやつを
スマホ片手に流し込みながら平凡な一日を振り返る
仕事の癖で早く起きすぎた何の予定もない休日を
だらだらとテレビを流しながら午前中を無為に過ごし...生活
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何にでもなれると無邪気に信じてたあの頃の
私には今更戻れやしないけれど
現実を見ろとか大人になれだとかいう言葉に
ただ頷けるほど素直にはなれちゃいないんだ
あれもこれも 夢物語だって分かっちゃいるけど
求め続けていたい それが私だから
不安なんて悩みなんて全部捨て去って
憧れを夢だけを追い続けていた...二兎を追う
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大体気がつけば終電で
最近それすらも守れなくて
休日なんて週に一度あればラッキーなくらいで
給料雀の涙ほど
人間関係崩壊してて
取引先はいつものように無理なことばかり言って
「辞めたい」なんて言ってみても
どうせ無理やり引き止められるだけ
なんて諦めかけていた
私のもとに差し込んだ一筋の光...エクストリーム退職
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下を向いて歩いていた昼下がり
焼けた首筋の痛みもどうでもいいほどに
たった一つの言葉を
何度も何度も何度も反芻していた
きっとあいつはエアコンの効いた部屋で
アイス片手に軽い気持ちで
それは蛍の光のように
ささやかな希望を吹き飛ばすには十分だった
言っちゃあなんだが?
じゃあ黙ってろよ。...点かない蛍
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「うさぎは寂しいと死んでしまうの」なんて
嘘をつくあなたが嫌いだった 今なら少しわかる
「結局私の子」星になる前あなたの
認めたくなかった捨て台詞を噛み締め君を待つ
灯もいらないこの夜が続くわけがないから
烏になる前に
その満月ごと喰らい尽くせ
愛が欠けてしまう前に
月夜の蟹 訪れる絶望の芽に過ちを...月夜を喰らう
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ああ忘れないよ
記憶は砂のように
指の間からこぼれ落ちるけれど
そう大切な想い出は
手のひらの上で星のように
光り続ける
言葉にできずすれ違い生んだ日さえ
今となっては笑い話に変わってる
巡り巡る僕ら時のあわいで
この先逢えることがないと気づいていても...時のあわい
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求人サイトの自社のページに肩組んだ笑顔の写真載せます
先輩のインタビューのところにいいことばかり書かせます
朝礼の時全社員集めて「やる気本気元気」みたいな社訓読みます
間違えたり声出さないやつは反省文を書かせます
そんな職場だから本当は
3年後離職率は50%超えてるけど(Not Answer)
アッ...アットホームな職場です
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今日は華の金曜日 早く職場離れたいなのに
どこからか聞こえる天の声 ジョッキ傾けるジェスチャーで
どこからともなく集まる人 でも自分の居場所なんてナッシング
そうただ上司に酒を注ぐマシーンと化して時が過ぎるのを待ってんの
あんまりお酒得意じゃないのに ソフドリ頼める空気じゃないし
無駄なマナーが本当...上座オブザイヤー