memuの投稿作品一覧
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どうやら夢中だったんだ 音も光も澄んでいた
無力を晒し続けてた 狂ったように
それも無力と知ったんだ 世界の理でした
褒められたものじゃなくて また狂ったんだ
逃げ出して 今すぐに
君の目を 塞がなくちゃ
声を聴かせてよ この耳を塞ぐのは
それ以外じゃダメみたいなんだ
掠れた頬は 傷だらけ
熱帯びた...decent insanity
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忘れかけた音楽を 取り戻したくなって
五線譜代わりのメモ帳 取り出した
さぁここから立ち直ろうなんて意気込んで
埃被った感性をそこらじゅうに書き殴った
この短い間にいろんなことがあり過ぎて
混乱した頭は一つの歌を紡ぐ
心臓に託された幾つもの出発点に僕らは
その鼓動を頼りに進んでいくけれど
先の見えぬ...Re: Mind
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梅雨明け空とアスファルト 二人乗りが駆けていく
右手に見えるのは 開花寸前の向日葵畑
その景色に伸ばした指に そっと絡まるように
風に乗って解けてく碧の髪が揺らめいた
片手で押さえてた 麦藁帽子 飛んでいく
そんなことどうでもいい位 笑ってて
あの花が咲いたら 君が欲しがっていた
赤いワンピースを ...you
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「雨が大好き」だなんて子供みたいに笑うんだ
長靴に傘回して 君は随分変わり者
籠から出して二人で灰色の旅をする
君が見つけたものは過去の僕の大発見
何時かの雨の匂いもこの服に染み込んでさ
洗濯しても消えないくらいに染まってしまったよ
町は街に進化して数年後 君は出不精
綺麗だった雫も灰の煙に毒される...rain fairy
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旅立ちからどれ位経った?
今じゃ行方不明扱いかな?
地図は無いよ? どっちに行ったって
爪先が前なら進めるんだ
砂漠の夜は冷えるから 今日はここらで休もうか
そうして僕ら根拠の無い前進を繰り返した
伸ばした腕で指し示すんだ
きっとその先は天国だから
君の体温が冷めないうちに
僕らは幸せになる夢を見る...Forward
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溜め込んだ朝日を吐き出したカーテン
これ以上捲るなんて勇気は持ってない
閉ざされた部屋 布団に包まって
パンと牛乳を流して鍵をかけた
腐敗したステップ 錆付いた崇拝心
あいつの声を聞いたら壊れてしまいそうだ
僕の目の前を蜂が飛んでった
僕の知らないところで蜜を集めてた
腐敗したステップ 錆付いた崇拝...Dying Day Dream
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忘れたいことを 風船に詰めて
見えなくなるほど 遠くへ飛ばした
見送らないで 知らない顔した
笑顔のつもりが 歪んでしまうの
私が知った事実を 元に作られた世界
美しいものだけ残して 後はそっと目を瞑るだけ
一方通行で 伝わる想い
そんな理想は 叶わぬままで
意識を捨てて また逃げ込んだ
居心地は ...Atmosphere
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無実の才能が 薄命に囚われた
野兎は疲れ果て 逃げるのをやめたんだ
殺意は入り乱れ 秩序が血を吹いた
今では追われ身さ 望むのは今更
偽ったって 偽ったって
いつ終わるんだって 苦しくなる
少しだけ笑おう 震えが止まるまで
瓦礫の教会が 薄明に照らされた
今なら終われるさ 逃げるのをやめたんだ
偽っ...Muzzle
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輝きを失わない太陽が
東の空の6等星を掻き消した
言はない 音もない ただ悦に入る
手放せないのは収入源 手放したいのは普遍と模倣
今の子たちにはこんなのウケないもんね
素直な傷は治りは早いが
温めたらむず痒くなって掻き毟った
乾いた血 その轍 ただ塵になって
「捨てる必要はないさ」
そう言い聞かせ...夢形見
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ウチのカレの話
皆そんな話
聞いて損な話
首を縦に振るだけ
嫌になるね
食べたくなくて苦痛
食べるの我慢も苦痛
お洒落だって苦痛
首を横に振るだけ
嫌になるね...若年期障害
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時の無い部屋でさ 擦り潰した過去を
かき集めては 覚え書き チラシの裏へ
そんなことしてないでさ 外に出てみろよ
日の光を浴びて 女でも誘え
装飾 着こなし 優等生
焦り 曝け出せ 劣等種
結局 この日も 平行線
問い過ぎて溜め込んだツケが 咽を揺らす理由らしい
癖になって 誰も見ない弾き語り それ...ウラノウタ
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人一人 焦がれ 人一人 煽られ
人一人 焦がれ 人一人 苦しんで
ティアドロップの花弁
ロンドンデリーに愛が咲いた
ソーダ水 悲しみ 尊厳を守る鏡
この世の果てまで呪った
ロンドンデリーの愛を裂いた
7インチ 足跡 人一人 焦がれ
ティアドロップの花弁
ロンドンデリーの愛を裂いた...tear blossom
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星空は鶺鴒に オリーブは囀った
マーマレード溶かして 響く音を遮った
無防備の塗り壁 街は悲愴を厭った
赤い煉瓦の欠片 宝石を気取っていた
美しく 美しく 美しく流れて
美しく 美しく 美しく消えた
ピアノの黒鍵 影を落とした部屋
剥製は着飾って 残響に溶け込んだ
白鷺の髪留め あわよくば恋になった...グラニュー・アベニュー
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ファジーなメッセージ
ファジーなメッセージ 溶ける
不安定な酩酊
最新鋭のエーテル 揺れる
触れられる 非現実を模して
不可思議の感傷はオートリバース
今夜この場所は解けない魔法で満たされる
ダンスフロイド ガラスの靴 探さなくたっていい
戻れない きっと 戻れない
七色のスモークに灯して...ダンスフロイド
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拙い言葉で始まった 真っ白な物語
悪戯な文字の羅列が ページを困らせた
半人前 主人公気取り
偉そうに振舞って 怒られて泣いて
今更だけど
ありがとう ありがとう
この世で ただ一つの道標
大好きだった 大好きでした
今となって 誰も読まない後書き
裏表紙にたどり着くまで 書き足していく物語...後書き
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君と分かり合えた時間軸だって存在する筈さ
振り向かないすれ違い 大通りで週末を迎えた
無理矢理の前向きで生み出した気体を吹かして
後悔を謳っては 賢くなった気分がした
ロマンティックに 大人のフリをして
背伸びした時間を 埋めるように
蝋燭を吹いて 大人になったって
実感沸いてこなくて 消化不良の空...twenty
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今日一日くらい眠れなくたって
誰かに怒られるわけじゃない
今日一日くらい眠れなくたって
こんな日があってもおかしくない
今日一日くらい眠れなくたって
その分遅く起きればいいだけ
縫いぐるみひとつギュッと抱きしめて
腫れた瞼 そっと隠した
部屋の隅で だんまり 腐っちゃって
このまま化石になりそうです...空間
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カラカラ 絡みついた カラミティ 管巻いてる
コミュニティ ライフライン 壊滅 断水 カラカラ
形あるものよ 価値あるものよ
形なきものは 何処へ消えた さぁ
カラカラ 孤独のうた トラジェディ 美化されてく
コミュニティ ライフライン 独身男性 カラカラ
形あるものよ 価値あるものよ
形なきものは...comedy
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西の空から橙の音
年に一度のラッキーセブン
切ない2人の幻想
浴衣姿の大和撫子
天の川の平行線を人差し指で辿る
エニーモア エニーモア 想いは加速して
全ての不可能に追いついた
今ならどんな笹の葉に
くくりつけた願い事も
叶えてくれそうな気がした...7月7日
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人様を乗せた機関車が 鉄道に沿って駆け抜ける
首輪の無い痩せた犬が 穴の空いたスニーカーを舐める
騙してよ 騙してよ 僕は幸せなんだって
今僕にして欲しいのは 頭を撫でられることくらいさ
得体の知れぬ感情は 血濡れの辛苦に流された
子宮の中で見た夢は 産声と共に砕かれた
奪ってよ 奪ってよ この体に...to love
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ひみつのうたを おしえてあげる
ほかのひとには ないしょだよ
ひみつのうたを おしえてあげる
おかあさんにも ないしょだよ
テレビでも ラジオでも ながれていない すてきなうただよ
にほんじゅう せかいじゅう だれもしらない すてきなうただよ
ひみつのうたを おしえてあげる
おとうさんにも ないしょ...ひみつのうた
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日曜6時のアニメ エンディングのロール
ケトルの笛とカップ麺 発泡酒のCM
急に虚しくなって泣いた
下着姿で飛び込んで 進まないクロール
空っぽの頭埋めて 羽が生える妄想
急に虚しくなって泣いた
急に悲しくなって泣いた
ねぇ あの頃のように 子供みたいに笑えなくて
ねぇ 思い出させてよ 忙しくて退屈...ティンカーベル
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そのまま目を閉じ 抱え込むsinking heart
望んだ孤独は 退屈を引き入れた
また日が暮れる そんな日常にも慣れた気がした
見た目以上に傷ついて それを誰かに伝えたくて
よくある事と諭されて どうでもいいと投げ出して
たまには遊んで 疲れて眠りこんで
嫌いなことだけ 言い訳・後回し
また日が...スロー
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天使たちは役目を終えて 瑠璃色の空へ帰る
空っぽになって ここから動けない
白い部屋に光が差して 空っぽのベッドが濡れる
そうか もう君はここには居ないんだね
これが正解ならば酷い話さ ごめんな 身代わりになれなくて
もし君がこの世に2人も居るなら 君を探せられたのに
小石で擦り切れた裸足 楽しかっ...彼女の消えた病室
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愛想笑いで誤魔化す不協和音
今日は指がもう動きそうもないな
究極の空想 デモンストレーション
これ以上何も聞いてらんないよ!
償う価値も腐りかけて
レスポンス投げつけて 折れた木製の首
いつだって気づいたら手遅れ 身勝手だ
難解な進行 頑なな信条
何か言えば良かったの ねぇ?
ニッケルワウンド錆びつ...her pussy code
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綺麗事で終わる命などない
安心したかい?君も僕も汚い
心を一時的に洗えるうちは
人間としては幸せな方だろ
綺麗事で終わる命などない
純潔を望む君も僕も拙い
言葉が話せるだけ贅沢だろう
余計なことさえ言って退けるさ
歪な君の声は強制的な嬌声 血が沸いて渇く
肌を寄せ合って なんか温かくなって...恒温動物