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ポスンッ…
ピアノに打ち付けられた直後だからだろうか?今回はやけにやさしく本から床に打ち付けられた気がする。
「帰ったかね?」
僕が声のした方へ顔を向けながら立ち上がると、そこに立っていたのは扉から覗くように顔を出している館長の男だった。
「ええまぁ…」
日が落ち暗くなった部屋…
何故だろう?本の中...犯人の物語―ナゾトキ・ナゾカケ・ぼくにピアノを弾かせて(エピローグ)―
Raito :受験につき更新自粛><
コッコッコッ…
「フンッ…だから私があの時殺してやるといったのに。」
僕は…いや『鏡音レン』は眼を開ける。
目の前には一人の男…
僕は彼に見覚えは無かったが、身体は…『鏡音レン』は彼を知っているようだ。怯えているのが分かる。
「海の藻屑になっていれば、彼女の死に目に会わずに済んだというのに…」
僕は...犯人の物語―episode3 ナゾカケ③―
Raito :受験につき更新自粛><
「あなたは私に罪を犯させたくなかったのかしらね?それで自分が罪を犯し私を守った…お陰で私は憎しみのはけ口を失った。」
「…」
黙っている僕。
「…いいわよ。そうして黙っていても。貴方がやらないなら私がしてあげましょう、この事件のナゾトキを…。貴方が私に『探偵』だと自己紹介したときに、私も言ったわよね...犯人の物語―episode3 ナゾカケ②―
Raito :受験につき更新自粛><
「答えがひとつとは限らない。それを確認する術ももうじき消えてなくなる。ほら君のすぐ目の前にいるその名前をさあ言ってごらん。この僕の名前を。」
今度ははっきりと意識があった。しかし、口も手も自由に動かせなかった。まるで始めからそうなることが決まっているかのように、所定の位置に腕が動き、口が言葉を紡いだ...犯人の物語―episode3 ナゾカケ①―
Raito :受験につき更新自粛><
バタンッ…
僕は本から放り出されるように、擦り切れたカーペットの上に吐き出された。
「ほう。関心だな。」
「なにがです?」
僕はぶつけた頭の痛みに苛苛しながら、館長の男に聞いた。館長の男は開かれたままになっていた本に手を伸ばしぺらぺらとめくる。
「ああ、なるほどそれでか。中でお馬鹿共がテキトーなこと...犯人の物語 ―ナゾトキ・ナゾカケ・ぼくにピアノを弾かせて(間奏②)―
Raito :受験につき更新自粛><
グイッ…
本の終わりに書かれていた「fin...」という文字を読んだ途端に僕は襟首を後ろに引っ張られるような感覚に襲われた。そして、視界は病室ではなく元の図書館に戻っていた。
タタタタタタタ、タタタタタン…タラタラララ、タンタンタタタン…
放心している僕の耳に入ってくるメロディー。僕は驚き振り向くと...犯人の物語―ナゾトキ・ナゾカケ・ぼくにピアノを弾かせて(間奏①)―
Raito :受験につき更新自粛><
僕は鏡音レン。他人からは世紀の名探偵だなんて呼ばれている。今はこの街で1つの探偵事務所の所長を務めている。十代の少年にしたら出来すぎた快挙だろう。そんな所長の椅子が身体に馴染み始めた頃、一人の老婆が僕の事務所を訪ねてきた。何でも半世紀以上も前に起きたある凄惨な事件について調べて欲しいというのだ。僕も...
犯人の物語―ナゾトキ・ナゾカケ・ぼくにピアノを弾かせて(プロローグ②)―
Raito :受験につき更新自粛><
ある街はずれの洋館。海岸の傍に立つその建物はかつて貴族の屋敷として建てられ、現在は豪勢な図書館となっている。しかし、かつてそこは…ある凄惨な事件の舞台となった場所でもある。
ギィィィィィ…
何年ぶりに扉が開かれたのだろう?一人の少年が洋館の入り口に立っていた。あの凄惨な事件のせいだろうか?いや、そう...犯人の物語―ナゾトキ・ナゾカケ・ぼくにピアノを弾かせて(プロローグ①)―
Raito :受験につき更新自粛><
・あくまで二次創作です
・初めに謝っておきます。すみません。
・正確には「リン」「レン」ではないのでしょうが、その辺は見逃してください。
Q.さあ、犯人はだあれ?
A.知るか。
<お願いだから、ナゾ解いて!>
ん?
僕は目をしばたたいた。
気のせいかな。なんか今、あるまじき発言が聞こえた...お願いだから、ナゾ解いて!
翔破
――び、びっくりした。
リンは高まる鼓動を抑えきれない。自分は、心の中で言ったつもりだったのに。こんな場面で、綺麗ともらしてしまうなんて。でも仕方ないと思った。
レンの、何か憂うような表情は凄く綺麗すぎた。
――彼には、ずいぶん世話になったな。
リンは、まるで遠い過去を思い出すように考える...ナゾトキ×ナゾカケ 4
natu0801
“動いた”。
悟られるな。気付いてると悟られるんじゃない。
暢気に、気ままに笑っていろ!
「ね、断言できるだろ~?」
語尾が震える。気にするな、ピエロを演じろ。
――本当に。あの子は。世話ばっかり焼かせるんだから。
――偶然空きが出来たとはいえ、何でヒョイヒョイ来るんだろうね。
―...ナゾトキ×ナゾカケ 3
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「は……? 犯人を探す、謎解きパーティーですって?」
「そうだよ」
彼はスッとリンの手を取る。そして、室内のソファーまで引いていった。リンは、成す術も無くソファーに身をうずめる。しかし、彼は座らずに反対側の壁にもたれた。
「“レン”! 何言ってるの、貴方はっ」
リンが叫ぶように言った。唐突に理解...ナゾトキ×ナゾカケ 2
natu0801
これは、ひなたさんの作品ナゾトキ・ナゾカケの勝手な解釈(妄想?w)です。
本家様にご迷惑をかけない様にお願いします。
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「ただいま……」
少女は言う。返答は無いが、構わない。それが日常。家には少女しか住んでいない。
重かった荷物を床...ナゾトキ×ナゾカケ
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