Ray

空白の心に張り付いた生きるための嘘をついては
気づかない振りをしていた僕だけの僕のこと
歪んだ答えを掲げて刺し殺した痛みの分だけ
明日に逃げ道があるなら
今はまだそれでいいと思っていた
脳内で苛んだ出来損ないだった運命に
いつだって探していた今日死なない意味を
生きることで疎まれた存在に救いなんてな...

雲の峰 汗をかいたラムネに閉じ込める午後三時
天気の空青く染まる 僕らのフィルムには君が
消えないけど戻れないから
曖昧にしたかった 終わりが来ること
「独りにしないで」
一瞬で巡り出す子供だったあの日の僕
永遠なんてないこと わかって目を塞いでいた
快晴もう一回 終わらない夏に届く
青春の残響を照...

遮った声と信号機
汗ばんだ手に止まっていた最終回
霞んだ茜色の空
傾いた生と白昼夢
消えそうな呼吸に目を逸らした
「いつか会う日まで。またね。」
錆び付いた校舎に溶ける
夕陽の影燃ゆる街
絡まった記憶は終末を奪う
強ばった手で開いた...

bpm 78
忘れかけたあの夢と　疎ましいあいつの声
すれ違う明日の意味は　零れて夜に消えた
錆び付いて動かない手じゃ　叶わないってわかってる
見えないように閉じ込めた　願いにバツをつけた
そうずっと消えないような
ちゃちな理想に　縋りついたままでいて
泥だらけに汚れきった衝動は
燻んで悔やんで　...

BPM173→185
明日を紡いだ春風が
さよならと手を振る
ずっと歩んできたこの道は
どこへ向かい何を問うのだろう
桜吹雪に染められた
街は息を呑んで
そっと僕らを待つ色彩が
迷わないようにと願う
見失っていた晴天の星達も輝くように...

独り(ひとり)悔やむ(くやむ)嘘(うそ)に
閉じ(とじ)た夜(よる)が揺れる(ゆれる)
欠け(かけ)た穴(あな)に充て(あて)た
鈍い(にぶい)厭世(えんせい)に縋っ(すがっ)ている
褪せ(あせ)た教科書(きょうかしょ)には
答え(こたえ)縛る(しばる)言葉(ことば)
甚く(いたく)残る(のこる)影...

bpm=195
独り悔やむ嘘に
閉じた夜が揺れる
欠けた穴に充てた
鈍い厭世に縋っている
褪せた教科書には
答え縛る言葉
甚く残る影は
胸に押し込んでいた
生きるための虚栄と...

独り(ひとり)悔やむ(くやむ)嘘(うそ)に
閉じ(とじ)た夜(よる)が揺れる(ゆれる)
欠け(かけ)た穴(あな)に充て(あて)た
鈍い(にぶい)厭世(えんせい)に縋っ(すがっ)ている
褪せ(あせ)た教科書(きょうかしょ)には
答え(こたえ)縛る(しばる)言葉(ことば)
甚く(いたく)残る(のこる)影...

『君色に咲く。』
bpm 190
汗ばむ夏に
涼む夕凪
高鳴る鼓動
足早に駆けた
賑わう街に
溶けゆく温度
君の横顔
見惚れていた...