やみくも

【あぶくになる 歌詞】
誰だって　呼吸するわ　私もそれとなく、ね
間違ってるのか　誰も気づかないけどね
口を開けて　取り込む泡の味は誰も知らない　話したことないもん　ねぇ
話したことないねえ
いつかいつか「過去」に食われて
ぬるいぬるい尾鰭と心中
せめてせめて心の中では
繰り返して衝撃
異色なんじゃ...

私の前　現れた救世主(めしあ)
一つも欠けてない完璧な姿だった
緩く握った手にキラキラが滑り込んじゃって
理想像(あいである)を見るとひどく不安になる　手の中で笑った虹色の火が
語りかけてきた　あなたを削れば削った分だけ
美しくなる
指先が震えて　思わず落とした理想像(あいである)
ぶつかって砕けて...

【歌詞】
あの日の約束
果たせてますでしょうか
もう見えない景色浮かべながら問う
酷く乱雑　取り留めの無い絵の具
いつからかそれを綺麗と思ってたよ
一人泥道　踏みしめる長靴
知らない道　振り返れば
足跡がない
わからなくなる　私の重心ぐらり...

会う度に私を殴るあなた 叫べばいい もう知らないわ
目を瞑る 無音が肌を刺して いつまでもズキズキしてる 痣
私から奪った物はいくつ 指折りじゃ到底足りないでしょ
「誰が為に」なんて考えられないくらいが都合良かったのに ねぇ
「あっさりダシに使われたよ」なんて
言えないから
これ見よがしに好きな服...

暑い暑い夏の日でした
今じゃ想像もできないような
忙しなく続くそんな日でした
道端歩くそんな最中
周り囲む蝉の音を一瞬だけ
黙らせた高い音
ギャリっと伝わる嫌な
スニーカーの裏の感覚
擦り潰れる固いものと固いもの
靴の裏を見てみた　　...

あたらしいきもの
【歌詞】
だいたい同じ様な解をπで囲い込んでいって
周回遅れ自覚して隠していた
世間様とは感覚が一回りか二回りくらいズレている
貰っちゃった白い花はそのうち　枯れ落ちて
狼狽えた　箱の中狼狽えたまま
遠くで誰かが叫んでいる
人でなし　ならば
あたしは新しい　新しい　新しいきもの...

マイグレイターズ
【歌詞】
行き先なんて知らず
大部分に追従している
ただどこかへ行きたくて行きたくて
足を動かしている
そう辿々しいメロディ灰色をした砂漠を過ぎ去って行く
「夜は冷えますね」そう呟いたのは縦長の姿見へ
いつ いつ いつも行き先を見透かしてる様な光沢
でも私の顔が映るといつも心が揺ら...

ノンシャラン
【歌詞】
近頃のわたし なんか変なの
不意に頭よぎる考えで 眠れない
この際 やいのやいの言っちゃ仕方ないと
解っちゃいるのに滑稽だ
よく解ってんの
要は慣れの程度
時計の針や壁の染みを 許容して愛す
つまり俗な 洗脳に 迎合する 栄光...