泣言の投稿作品一覧
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静かの海に溺れて 何も言わずに漂ってた
噎せて吐くそこが居場所と信じ込んでた
口を開けば飲むハメになるから
きちんと閉じることが常識
「こんなところに居たくないの」と
水掻くサマは笑うものらしい
「そんなことない」
言えなかったな
踊ってみたいとつい零せば
「夢見過ぎ」とお叱りの嵐...僕らの進化論
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あなたの夢 私の夢
それぞれを守ってく
私たちは羽ばたいてく
そんなに昔じゃない
昔々の出来事
あってはならない悲劇が起こった
あなたの受けた悲しみは
とてもとても深いもの
決して流されてはならないもの
だけど...Children
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こんなことして何になるんだって
耳元で囁く 僕の声
こんなことして何になるんだって
なくたって困らない
腹だって膨らみやしない
自分で選んだことに違いなくて
でもどこかのみんなが遠く
きちんと大人をしていて
「挑戦が吉 結果より過程
無駄になることなんてないよ」って...トゥルーエンド
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「眠りの森の お姫様みたい」
お遊戯会では いつでも真ん中
やる気は場外 衣装だけ豪華
着飾る棒立ち さながら人形
名前も覚えてない
仲良しの子が帰った後に
みんながこっそり一言
「君の方が かわいい」
知らない 知らない
そんなの知らない...ねむりの森
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毎日毎日誰かが傷つけられて
ある程度は必然と黙認
毎日毎日自分も傷ついて
お互い様だからと黙認
毎日毎日誰かが殺されて
ニュースの向こうの半分フィクション
毎日毎日誰かが襲われて
二度と笑えなくなったとしても
「死ななかったからまだマシ」
正義の味方を気取るつもりは...思いやり委員会
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だけど もしも 許してくれるなら
あなたに 好きって言いたい
白いリボン結ぶ朝
「おはよう」はずっと片道
二人きり その背中は
後ろ指 刺され傷
「女の子みたい」 よく言われてる
でも私の中では 一番男の子
これでいいの 私を置いていって
足手まといなんて 嫌なの...Echo
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「俺は悪くない」 まあ落ち着いて
申し遅れました こういうものです
人様からご依頼いただきこちらへ伺いました
悪ふざけ 今更 等々
積もる話はあれど
百聞は一見未満
お目を拝借
命を断つほどの絶望抱えては
沈むばかり せめてその荷を少しでも
深く涙し頭を垂れてれば...道徳のお時間です
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口は災いの元 だから隠してた
二つに裂けてたから
本当だけ紡ぐ
ねえ 僕はパパとママがいるなら
別に神様に嫌われても
構わなかった
言葉を二つに分けたら
今も笑ってられたかな
「愛する努力をしなさい」
これは愛じゃないのかな...A
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みんなより一つ “助けて”が多い
それだけ それでも歩けない
普通の花道
みんなより一つ “助けて”が少ない
新しい友達 あの子は
嘘つきの病気
大人のしわ寄せ
溺れる5秒前
飛んでけ
誰もいないパイプ椅子が7つ...八人の卒業式
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雨上がりの空
小説みたいだ
見ていた悪夢が
僕を叩き起こす
窓ガラスの向こう
白に近い朝日
かざした右手で
逆剥けが千切れた
傷口から血が流れる
早く止めなきゃ...月とサボテン
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青い 橙 丸い 四角
僕ら無敵 クレヨン時代
先生に連れられお見送りの朝
最後の「またね」で
門が閉まる
例えどんな誓いを重ねても
世界中の疑心が刺し殺す
同じ場所で 同じ日 同じ時間に
僕は生きた
シナリオはここから...シナリオライター
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内緒話
作詞・作曲・編曲:泣言
生きるため、という建前で
裏切る人を演じてきました
これでも一応 拾われて
慈悲をかけられた身です
何度目かの幕引きのあと
出会った君は鋭い目つきで
そのわりにいつしか...内緒話 歌詞
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音のない海の底
作詞・作曲・編曲:泣言
音のない海の底
暗闇に目は慣れた
“誇り高い一族”
僕の名は そこに埋もれた
水面をかいくぐり
伸ばされた 君の手
眩しさが騒がしく...音のない海の底 歌詞
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堯
作詞・作曲・編曲:泣言
誇り高い 一族の名
それより鮮烈に刻まれし
憧憬の二文字はそう
初めから 気高い漆黒
この道を選んだ日から
迷いはない 魂をかけろ
目標が霧散したとて...堯 歌詞
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陸の道
作詞・作曲・編曲:泣言
誰よりも長い名前を持った
優しい 愛しい 家族を持った
生まれた場所の意味を知った
見ず知らずの命を背負った
いつか消える運命と
どうしてと 誰かを責めることはない
初めから名前と共に在ったから...陸の道 歌詞
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弱虫ヒーロー
作詞・作曲・編曲:泣言
みんなが大好き
憧れのあのヒーロー
目指して走り出す
たくさんの背中を見ながら
みんなの後ろを
ギリギリで追いかけてく
最下位と圏外...弱虫ヒーロー 歌詞
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もしもこの世界が
作詞・作曲・編曲:泣言
もしもこの世界が
物語の中に在ったのなら
君が主人公で僕は背景だろう
その他大勢の
繰り返し続ける 同じ毎日
古いカラクリか
脇目もふらぬ日々...もしもこの世界が 歌詞