タグ：ボーカロイド

画面の向こうに届けよう　愛の歌
たとえ伝わらなくても　声が続く限り
貴方から届いてる　温もりが
たとえ終わっても　ずっと…
私は貴方と話せない　触れない
だから歌に乗せて言う　「好きよ、大好きよ」
この世界をくれたのは　貴方なの
だから歌ってる　ずっと…
私はきっと　貴方には
ただの「初音ミク」でし...

いつだって 一緒だよ
楽しいときも 泣いた日も 恋に落ちた夜も
なんだって できるって 思ってた ふたりならば 最強ね
君が 遠くに行ってしまうなんて 私 突然のことすぎて 涙あふれた
(私 遠い町に 行ってしまうの ごめんね言えなくて 涙あふれ出した)
今年の夏が終わる頃 ふたり 幼なじみは 離れ...

「何処だろ・・・ここは」
　僕は記憶を失っていた。
　すべての記憶を…。
「本当に、覚えてないんだね」
　哀しげな表情で僕を見つめる僕そっくりな少女。
　その顔は脳裏に焼きついているはずの少女…。
　哀しげに…だが心配させないように微笑む。
「貴方の名前はレン──…鏡音レンって言うのよ」
「レ…ン?...

この間の雨の日、駅の構内でジーンズの上に、小さな長靴をはいた女の子を見た。
最近は、長靴それもちょっとレトロな感じの、素朴なながぐつが人気だと聞いていたので、へえ、と思った。
小柄な人だったので、なんだかちょっとボーカロイドのネルが、実際に歩いているような感じがしておかしかった。
そういえばこの春に...

逆さま 逆さま
みんな逆さま
逆さま 逆さま
私も逆さま
逆さま 逆さま
世界も逆さま
ＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡ！！！
青が赤だったり
黒が白だったり
右が左だったり...

君は、そっと病室の窓を見上げていた。
窓からは太陽の淡い光が差し込み僕達を照らし出した。
君は今にも泣きそうなのに、無理に何事もなかったかのように、《笑うフリ》をして告げる
「・・・・・・あたし、もう少しで死んじゃうのね・・・」
僕は頭を回した。
なにか なにか彼女をすこしでも励ましてあげられる
そ...

　
『そう、此れは
　寂しさ由来の愛しさで御座います故』
あなたが其の心から望むは何でしょう
『死に逝く星に祈った処で
　何を叶えて呉れるというの』
あなたは　ららら　と喉鳴らし歌う
　
裏返った眼球に星群を映して
泣きながら夢を見た...

コ　ロ　コ　ロ　　コ　ロ　コ　ロ
浜辺で波に身を寄せるビー玉が空を映す
蒼く　蒼く　聡明な空の色をその身に映す
何処までも届く強い光を身に受けて
透明な硝子玉が光を浴びてキラキラと光る
小さな空を閉じ込めて　波間の潮騒に身を任せて
コ　ロ　コ　ロ　　コ　ロ　コ　ロ　
水に濡れてキラキラ...

春の嵐に　吹き飛ばされ
心も身体も　ボロボロなって
風に吹かれて　青空に舞う
夏の陽炎　惑わされて
ゆらりゆらゆら　夢の中
あなたと出会って　いろんなことが　ありました
山に生まれ育ち　自然とともに　生きていた
都会育ちの　あなたと出会い　恋をした
結ばれない恋は　やがて　終わりをつげ
あなたは都会...

しとしと降る雨
雪に変わるのはいつ?
ぽたぽた落ちる雫
はっと気付いたら 水の中
キラキラと光る雨
雪に変わるのはいつ?
するりと流れる雫
そっとさわったら　影もなく
雨の雫のように
落ちて 流れ 消えて また空へ...

零れた星屑が　音に変わった夜
壊れた心が　声に変わった朝
翼が無い鳥が　夢見た空
地に潜る蟻が　夢見た空
世界を知らない　姫君(プリンセス)
世界を知りすぎた　戦士(ナイト)
両手から溢れる　物語
一冊の本が　開かれた
甘く熟した　真紅の林檎
林檎に閉じ込められた　囚われの魔女...

緑の翼
羽ばたくは青緑の天使
片手の杖で
奇跡の緑さかす
『命が芽吹く(サク)』
赤の翼
羽ばたくは赤き聖戦士
片手の剣で
すべてを滅ぼす
『命が壊れる(ナクナル)』...

泣きたくても泣けない
未完成な構造
大好きと叫べない
幼いままの回路
涙の意味を知ったら
外界へ飛べるのに
過ぎる時間が哀しくて
壊されるくらいなら
この場所を逃れよう
ROMに見つけた標...

見つからないもの　全ては　どこへ消えたのだろう？
たとえば雨は
日の光が　顔を出せば　静かに　しずかに
たとえば夢は
醒めたそのとき　薄れゆく　ゆっくり　ゆっくり
…どこへいくのか？
見つからないもの　全ては　どこへ消えたのだろう？
いつからか僕の　手のひら　すりぬけてしまったの？
見つからないもの...