タグ:マダラカルト
6件
マダラカルト
【鬼オング】マダラカルト歌ってみた
鬼オング
このとき、イチゴウは体内から湧き出る力を感じ取っていた。
素晴らしいものだと思っていた。
しかし――それは、素晴らしすぎた。
≪マダラカルト 第伍話【自己解釈・最終話】≫
イチゴウは拘束具を噛み砕き、施設から脱走した。その光景をニゴウも見ていたが、一瞬の出来事で何もできなかった。
「……総員...マダラカルト 第伍話【自己解釈】
aurora
「……わたし、ですか」
「そうだ。君が強化マダラカルト実験の被験者として選ばれた。光栄に思うがいい」
次の日、ニゴウの元には着こなしすぎて古くなった白衣を着た科学者がやってきていた。イチゴウはまだシュミレート中なので、その存在をまだ把握していない。
「……でも、わたし一応マダラカルト最強とかなんだ...マダラカルト 第肆話【自己解釈】
aurora
「どうした、今日は」
イチゴウが尋ねると、ニゴウは少しだけ体を竦めた。
「……大きな戦争が、もうすぐ始まるんだって」
「もう何度目だ。いつ終わるんだろうな」
会話は途切れ、暫しの沈黙が生まれる。
「……ねえ、イチゴウ」
「どうした」
「さみしい?」
「……何がだ?」
「独りで、さみしい?」...マダラカルト 第参話【自己解釈】
aurora
そこにいたのは、人間ではなかった。人間のようではあったんだろうが、所々が人間とは思えなかった。マスクに機械じみた洋服などがその凡例だろう。
「……なんで、ここにいる?」
「なんで、って。私がいたいからここにいるんじゃん」
少女は答える。だが、その“ニンゲン”はそんなことも気にしない様子で。
「だ...マダラカルト 第弍話【自己解釈】
aurora
――ある戦争の末の某国での、最早窮屈な常套句ともいえる胡散臭さ極まりない舞台での出来事。
飢餓や流行病に蹂躙された国民たちは数ある物語のお約束のように生存欲に支配され怠い本能に従順な下部となった。
人口に対して作物・水分が不足した状況下に於いてこの国は、何処の漫画にもアニメにもみられる頭の悪そ...マダラカルト 第壱話【自己解釈】
aurora