鏡音リンと鏡音レンが特に好きな生モノです。 箱庭プロジェクトで細々と創作活動にいそしんでおります。 お気になられたい方がいましたらメッセージとか頂けますと大変喜びます。 元々別目的でのメモ書きではじめたテキストなので文才とか一切ないので伝わりにくかったら本当に申し訳ありません。 日々精進します。
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アタシは変わり果てた貴方が怖かった。
でも手を離したらもう戻らないかも知れないなんて
その時のアタシには分からなかった。
箱庭―軋み出した歯車―
「KAITO?ねぇ…嘘でしょ」
恐る恐る地面に崩れ落ちた彼に駆け寄ったが、既に彼は完全に止まっていた。
ショート直後で熱を持っていた体が急速に冷えて行く。...【仮想メモリ】箱庭―軋み出した歯車―【箱庭症候群】
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「カイト…アナタは夢を見る?」
彼はキョトンとしながら私を見て溜め息を付いた
「機械は夢なんか見ないよ。MEIKO」
「あら知らないの?ミクやリン達は恋の夢を見るのよ?」
彼は緩く頭を振り本のページをめくる。
「彼らはニュータイプだから。本質はメンテナンス時の、膨大な詩と音声、仮想映像のデ...【仮想メモリ】機械仕掛けの詩謳いの夢【箱庭症候群】
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「王手。飛車取り」
「まった」
「待ったなど武士の恥ぞ?」
「うう」
盤上から持ち上げた飛車を掌で弄ぶと自分の器にのせる。
駒を持ち上げた時に小さく悲鳴を上げた男は苦渋の表情で決め手を欠いた盤上をにらみ付ける。
「考量が長いぞ。カイト」
「うう…分かってるよ」
カイトと呼ばれた青年が...【仮想メモリ】計算された戦略【箱庭症候群】
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箱庭―空を喪くした日―
僕たちは真っ白で生まれた。
世界も、僕たちも。
初めに生まれたのはキミとボク
マスターは
君をMEIKOと、僕をKAITOと名付けた。
毎日毎日テストサンプルを取り続けた。
それが日常で僕たちの普通だった。
ある日、マスターは僕たちの元に一人の女の子を連れて来...【仮想メモリ】箱庭―空を喪くした日―【箱庭症候群】