んぞみ

万歳　今日は始まりの日だ
めでたく 僕ら生まれました
何て儚く尊い命だ！
あまりいじめないでよ
万歳　今日は素晴らしい日だ
沢山の言葉覚えました
神は僕らを祝福してる！
惨憺なハイルだ
乾杯　今日は記念日だ
僕ら立派な大人になりました...

しまった、どうも間違えた
ああこれで何回だ
考えて 目が覚めた今日も
「いつか」って もう期待できない
こんな成れの生活に
さよならすることだけ望んだ
何万回も目を塞いでいた 独りになっていた
簡単に手放せりゃいいよな
散々衝いた嘘の報いだった 信頼も失った
よろけて 転んで 散々で本当沢山なんだ...

ねえねえ才能さん才能さん
僕って何のために生まれたのかな
多分大した熱意は無かった
ちょっと得意な気がしてたんだ
勘違いから生まれた怪物は
いつから僕の全てを奪った？
いっそ辞めてしまおうかなんて
引き下がるにゃ遅すぎたんだ
好奇心 身を任せた衝動
それ自体が間違いだったんだ...

朦朧していた夜のこと
今日も日々と意味を腐らす
どうも擦り切れた心ごと
でも治せる薬は無いけどさ
ああ どうかしていた 僕のこと
もうどうしたら…って独り言
愚かしかった　あの言葉を
憂う　意味は無いけどね
本当は君も僕も全部　憎くて仕方ないや
怨憎と眠る消えたい過去に　祈る言葉を探してるだけ...

新世界の幕開けを二人で祈っても
共鳴の和音（コード）届かなくて　でも「なれないよ。キライに」
蜃気楼に蠢いた視界の喧騒よりも
冗談じゃない　この運命は一〇〇〇回先を見据えてた
嗚呼生きたいのに　生きられないのはどうして
と問う　夢の続きを聞かせてくれよ
今 生涯最後 点睛だって歌うのでしょう...