琴子の投稿作品一覧

愛してるの呪文だけじゃ
何だか物足りないの
ちょっぴりほろ苦い
シナリオは如何でしょう？
鏡に向かってスマイル
何だか照れくさいわ
ピンクの頬に両手を
当ててほらね やっぱり
私がいちばん！
甘くて美味しいケーキより...

哀しみの渦に飲み込まれて
ココロの奥沈んだ夢
憧れも情熱も
ガラガラと崩れてく
助けてよ 苦しいよ
でも伸ばす手は何処にもなくて
真っ黒な想いを抱えたまま
今日も時計は進む
何がいけなかったのかな
何がダメだったのかな...

♣️虚ろな目 濁った目
♦️その先に映る世界の
♣️曇った目 くすんだ目
♦️何に怯え震えてんだ
♣️人波に溺れた 存在意義
♦️（誰も知らない知られない）
♣️背景に溶け込んだ 感情論
♦️（何も感じない感じられない）
♦️伸ばした筈の手が ♣️（こんなにも）
♦️虚しく空を掴んだ ♣️（精一杯）...

柔らかな光に包まれて
萌香に色付く 小さな花
朝靄の中枝を伸ばして
春の訪れを 身に受ける
今年もまたこの季節が来たね
嬉しそうに呟いた
私を見上げるあたたかい
陽だまりのような人
同じ時間に立っているのに
あなたの期限は短くて...

冷たい風が頬を撫でる
寒くなったね 隣の君が笑う
木の葉の舞う並木道を
震える手を握り 寄り添い眺める
まだ幼い僕は
君が抱えてる全てを
理解できず 答えられず
笑顔を見せるだけ
ねえ もしも君の 暗い色を
塗り替える事が出来たなら...

「ようこそ ここは 楽しい 夢の国」
「おいでませ さあ 遊びましょ」
閉園の文字 潜った先に
待ち受けるは ワンダーランド
羽根つきの馬 廻るカップ 踊り子
煌びやかな ワンダーランド
「初めまして こんにちは」
笑うピエロにつられて笑う
闇の中で 輝くパレード
嫌なこと 辛いこと 全て忘れて...

桜 はらり 移ろう夜に
水面に映るは朧月
霞みて見ゆ その様は
あゝ誰が為の泡沫か
卯の花月の十六夜に 花宴開きて舞う乙女
闇の現の坪庭に 咲きし花模様
一際めでたき桃色の 衣纏ひし想ひ人
御髪揺れて覗くは 面を纏ひし顔貌
無機質な奥 見てしがな
我が想ひは届くならむや...

あなたに恋して数時間
出会いは茜空の中
黄昏時の図書室で
静かに本を読んでいた
その穏やかな横顔に
僕は初めて恋を知る
それから僕の一日は
君で始まり君で終わる
「読書が好き」と嘘を吐く
喜ぶ君を見る為に...

世の中 いつも ナメ腐って
孤独な 自分 隠しきって
徒然な 日々に 別れを告げよう
これは そんな 平凡な
ボ ク ら の 物語（ストーリー）
「センセイ！」 意思表示 立ち上がれ
最初の一歩は ド派手に
一秒の 迷いなく
白煙ぶちまけズボン引き裂いて
手のなる方へと 両手打ち鳴らせ...

サテ　サテ　ウソツキハダレデショウ？
赤黒い　部屋の中
静寂に包まれた七人
向かい合う　その先は
何を見据えているのだろうか
「サァ　コレカラ　タノシイ　アソビヲハジメヨウ」
不気味に　笑ウピエロ
合図なのか鳴り響く鐘の音
目の前のソレはニヤリと笑い
言葉（ことのは）のナイフを投げ付けて...

もし今僕の声が
君の元へ届くなら
桜の舞う木の下で
僕を見つけてくれたのは
僕に気づくこともなく
笑顔を見せてくれたのは
ひとりぼっちの君でした
それからの君は楽しげに
僕の元へ訪れては
一輪の花をくれたあと...