最近の投稿作品 (42)
-
つめたいいのち
アナタが優しく笑う
アナタが息をする
ボクはほおを伝う
そのヒカリを追う
アナタが悲しく笑う
-
緑閃 弐拾
機体に重低音が響き、ガタガタと、不定期に揺れる。外から聞えるのは、風を切るヒュンヒュンという音と、車輪がたまに立てる、軋みの音だけ。
リフトの中には、沈黙が流れている。
ミクは、最初に声を出した。
「テトさんは、何で、これをもっていたんでしょうね。」
答えは無い。
- 鏡音さんたち
-
エデンの東の林檎の実
楽園には林檎の木
赤く大きな林檎の実
それを2つに分けようか
それを2人で食べようか
楽園の外は楽園で
-
飽くる日の唄
A
のらりくらりと生きてたいけど
何かをしたいから腰を上げた
だらりだらりと寝ていたいけど
何もすることないから歩き出した
-
緑閃 拾玖
その次に響いたのは・・・
爆発音。
エレベーターから、振動が伝わってくる。次々と、どんどん侵食していくように。爆発音は、近づいているように聞えた。いや、近づいている。
鈍い音が、皆の頭の中に響いていく。誰一人、状況を飲み込めていなかった。
エレベーターの内側が、爆風でキィキィと悲鳴を上げ、扉が変形していく。
-
緑閃 拾捌
ミクのスピーカーにざわめきが起こった。
ヘッドフォンの奥からメイコのが聞こえた。
「ちょっと、どういうこと?じゃあ・・・私たちがこの原因だっていうの?」
「・・・そうです。ですが、厳密に言うと、違います。」
ミクは、少し間をおいていった。
-
ANOTHER WORLD
[Aメロ]
この世界に飽きてしまったの
待っていたって何も起きやしない
ビルの森はいつもと変わらず
見上げたって何も見えやしない
-
緑閃 拾漆
「リン!!」
閃光が止まって、目がなれたとき、レンは叫んでいた。
「リン・・・おいリン!!返事しろよ!!
俺らは・・・二人で一つだろ・・・
リンがいなくなったら・・・俺は、俺は・・・」
-
緑閃 拾陸
「リン!おい、しっかりしろよ!リン!!」
レンは倒れ込んだリンの身体を必死で揺さぶった。
リンの眼がかすかに開き、唇から言葉が漏れた。
「・・ゴメン・・・レン・・・ゴメ・・・ン。」
リンの言葉には、所々ノイズが混じっていた。
-
独(ヒトリ)
暗い 殻に籠もって
独り 生きてる僕は
どうしたらいい・・・・
街行く人の影に埋もれて
人の裏切りを恐れて
-
緑閃 拾伍
テトが一番早く異常を感じ取る。
「そんな・・・馬鹿な・・・
NOIS反応が・・・・・・消えない・・・」
砂埃の後ろには、まだ巨大な影が見えた。
「・・・!!!」
-
誕生日作戦 2
「カイト~」
私はそういいながらドアをノックする。
すると中からバタバタという音が聞こえてドアが開く。
「どっどうしたの?めーちゃん・・・こんな朝早く・・・」
「どうしたのじゃないわよ!!昼までずっと寝てるくせに!!」
-
緑閃 拾肆
「ネル?」
カイトが呟きながら横を向く。
・・・ネルはすでに左半身が大破していた。
ミクは地へと崩れ落ちる。
-
アリスの夢
ある日アリスは夢を見る
可愛く、おかしな、不思議な世界
夢の扉は開いたまま。
さあ、これから何処へ行こう?
そこはそこは不思議な世界。
投稿作品をもっと見る(42) | オンガク(1) | イラスト(1) | テキスト(40)