タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧(10)
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追いやった気でいたんだ
深く 濁ったような色をした
記憶の向こう側には行けやしないのに
待ち往く情と視線が
除け者にはよくお似合いで
歩く度失せる時間を
静かに呪っている
鼓動が尽きるまでの辛抱
腐ったように清聴した
底知れたプライドに酔っている...喪失
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夢の続きで
佇むあなたを見ていた
足音 辿る距離は遠く
合図は酷にも
照らす夕焼けに染めて
悪戯な温度に身を投げた
この時、場所をきっと選んだ
頼りない鼓動なんてかき消して
いずれ止む風間へ ひらり
虚ろに覚えた...おやすみのつづき。
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とうに見返した ただ無防備な歩みだ
ここで誰の助けを待つんだ
適量だけ飲んで捨てて
また渇く度に解ってくるよな
次の甘さを待ったくせに
街の浮かれ様に迷子して
幼さが消えた いつか どこか
わたしを匿って、あの部屋で
掠れた答えなんてきっと
覚えちゃいないし 知りたくもないし...ワズ
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どうだってよかった
人らしくいられた僕には
上手く気遣えやしないことなど
とっくに知り得た筈だろう
空白になった後悔
横目で見る暇もなくなっていた
ならば、せめてもの慰めくらいは
良く出来た形で
歯向かう意思はないと
騒がしい部屋を抜け出した...ここでさよなら
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口をついたセリフとは真逆へと踏み外すよう
際限なく負わされた感情を聞き流せずにいる
出来損ないなルールの出口を待っている
情けなく作られた僕で居たいと駄々をこねている
臆病な自分の方が好きでいられるから
そのまま見下してくれていい
飽き飽きした答えを擦り減らしながら
恥ずかしげも無く耳を塞ぐ
笑えな...アンダールート
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真っ白な言葉だった
瞬きの間に消えていった
この夢が覚めたらきっと
明日まで、さよなら
たいせつなものばかりが
次々に浮かぶよ
冷たくて空っぽな
わたしになれたなら
泣き出してしまいそうな
物語の続きを...スノウフェード
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【A】
罪を刺した 一夜の対価は
言葉にしないで ガラス越しに描いていた
鳥籠の中 この孤独は秘密で
終わらせてしまえば良かったの
【B】
雨宿りと後悔を
鼻で笑えるわけもない 味気ない
今更 行方さえ知らずじまいの
あなたの事を...偽名
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溶け弾けた雑な疼きと
潜む 影を落とした夏を
卑しさが滲む溜息が
震えても 口ずさむのさ
【A】
ふと見れば 離れ間際
交わすでもなく消えていた
この頃の傷跡さえも
気に留めず いずれ薄れる
【B】...THUNDER
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【A】
不確かな二重線
何れ 塗り潰されるみたいに
雑な態度 吐き捨ててしまいそうな
呟きは夜に消えた
【B】
見せ掛けってこと そんなものって
擦れ違いなんて寝言ばっか
逃げ出したいカウント
だから繕った事情は...他人未満
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【A1】
小綺麗な涙 溶かしてしまう
冴えない足取りが二つ並んだ
苦笑いの用意も出来てないから
同情なんて受け流して
【A1'】
煙たいだけの息で誤魔化した
つもりにしてるなら
口を塞いだなら
【B1】...【曲募集】嘘とヘーゼル