タグ「歌詞」のついた投稿作品一覧(27)
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夕焼けも見えず灰色の空だ
雲のように浮かんだ言葉が
儚く消えて何年が経ったろう
小説なら心理描写だったろうけど
死にたくはないけど死にたいが口癖で
傘はあっても現実の雨に打ち伏せて
代わりにてるてる坊主が逆さに首吊った
無理すんなと嗤っていた
窓の中に雨が見える
閉じ込められた水槽のよう...雨は好きだった
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ハズレくじを引いたような悪天候
雨と涙は混じり合う
傘は自分を守る薄弱な盾だ
口を閉ざして喧騒を遠ざけて
雨雲が空を灰一色にするなら
そこに溶け込んで消えてしまいたい
もういいかい まだだよ
隠した本音探さないで
本で読んだ世界とこの世界大違い
期待も夢も飛んでいない...まだだよ
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つのった借金 神様にも見捨てられ
誘拐でもしてやろうって 思ったんだ
薄暗い公園 裸足の女の子
これは運命だって 思ったんだ
抑え込んで捉えた 縄とガムテープ
詰め込んだ車 フルスモーク
やけにおとなしくて
行儀よく座っていたんだ
身代金要求 電話番号
聞き出すためにガムテープを剥がすと...「誘拐」
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人に嫌われることが怖くて殻に閉じこもっていた
どうせ嫌われるなら誰かを傷つけてしまうなら
ずっと一人でいるほうが気が楽だった
それなのに一度人のぬくもりを知ってしまったから
冷たすぎるこの世界
一人でなんて生きられない
僕はどうしたらいい
たすけて
このままこの閉じられた場所で
いっそ窒息してしまえ...窒息
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腿に赤と白が垂れて
痛みと喪失感だけが残った
畳の目は数え終わって
破り捨てられた服が私みたい
花は散った薄く脆く
私のせいで枯れたんだ
たすけて
閉じ込められた押し入れの壁一面に
爪で書き殴った 殴った 殴った 殴った
あの日の赤は自分の色だ...赤
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どうせいつか必ず死ぬのに
どうして人は生きるのだろう
ましてや命を奪ってまで
それだけの価値があるかも知らずに
誰もが幸せを求めるから
争って誰もが手にできないまま
幸せの形はそれぞれ違うのに
皆が幸せになれることなどあるのだろうか
最期に人生に名前をつけるとしたら
「幸せ」以外の名前をつけたくない...人生の名前
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昨日と同じような昼下がり
公園から無邪気な子供の声
僕はといえばエナジードリンクと
カップ麺入りの袋を下げ歩く
公園から逃げ出すボール
後を追う白いTシャツの男の子
その先の未来が見えた
トラックが迫っていたから
助けなきゃって心では思ったはずなんだ
思ったはずだったんだ...無題
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鳴いたひぐらし その日暮らし
孤独になり 僕は僕と二人暮し
排水の管に 結露がつたい
部屋は暗い 縛られた鎖
夢への投資も無駄に
生活もすさみ 心も腐り
死神が歌い
捨てた夢がうるさい
耳を塞ぎ いやに虚しい
僕はこれからもこんな僕と付き合っていかなきゃいけない...ひぐらし
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幼い頃はヒーローになるなんて
学校帰り公園に集まって
チープなごっこ遊びをしたっけか
テレビの向こうに憧れていたっけな
あの頃の僕は今じゃひとりだ
記憶の片隅と見比べた
歳を取れば取るほど瞳は
輝きを失い黒く塗られた
理想という傘を畳んで
現実と向き合うだなんて...ヒーローと少年
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君の夢はなんだい?
僕の夢かい?
恥ずかしいから秘密にさせて
いつになったら教えてくれる?
そうだな夢が叶った時かな
じゃあその夢はいつ頃叶う?
わからない叶うかどうかもわからない
それを夢と呼んで どれだけの月日が立ったろう
夢を語ることすらできないまま 大人になった
僕らずっと夢を 見ていたいわ...夢と呼ぶ
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水槽の中の魚が羨ましい
与えられる餌与えられた平穏
空虚さも水で満たされて
そう思いながらエアーポンプを切った
夢を見ている夢を見る
夢から覚める夢を見る
夢と現実が逆だったなら
諦めた夢も実現していたのだろう
多量の睡眠導入剤を
お菓子感覚で口に入れ...永眠導入
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わらを束ねて作られた人形
復讐の目定まらないピント
丑三つ時虫も集い
ホコリのよう心の縁につもり
子供の悪意の集まる場所
好きも嫌いも隠さぬ顔
画鋲入りの弁当
優劣といじめと自己嫌悪
無邪気な刃物を突きつけられて
陰で身体を通り抜けて傷ついた...わら人形
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ガラス越しに見る止まれの標識
僕らを阻むのは常識だった
後悔に足跡がつくなら
同じ後悔を何度歩いたのだろう
届かない思い叶わない願い
空き缶のように転がっていた
タイムマシンを完成させるのは
僕らの焦燥だ
やり直したいと思ったことは何度もあるのに
やり直せたことは一度もない...一方通行
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例えば明日死んだとして
家族や友達が泣いたとして
時が経てば日常に戻って
時々忘れられるんだろうな
欠けたネジは誰かが代わって
元通りに回してくれる
誰かの代わりはいくらでもいて
それは当たり前のことなんだ
これが宝探しだったら必要なのは
宝があるかないかじゃない...いらない人
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かごの中の鳥 高すぎる空には届かずに
飴玉は転がさず 噛み砕いた明け方
恥をかいたあの日も リセットはできないから
後悔ってのは 山積みになる一方だ
身長が足りなくて カバンを引きずる子供
夕焼けに迷子 どこかに行けるのだろうか
過去を忘れたくないものとして
痛みは消えない傷になって
報われない思い...大きさ
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人と違うことは悪だった
皆一歩引いてスマホを向ける
人の失敗に悪口にヘマに
餌が落ちてきた鯉のように群がって
ムカデの死骸に集まる
アリを眺めていた
教室の光景とのデジャヴだ
何も変わらない
無関心というナイフ
誰もが持ってる...他人事の黄昏
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重いまぶたを開いた 視界がぼやける
気づけば寝てしまっていたのだろうか
夢を見ていたのだろうか
耳鳴りが重なり 頭に消えていった夢現は
浮遊してる迷子の 何か名前のないもの
記憶が渦になって 正しさを透かしていく
君はうずくまって 袖を濡らしている
どうしたの 声をかけても 返事はない
どうしたの ...0
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僕の世界には色がない
他の人の世界にはそれがあるらしい
この見えてる世界とみんなの見ている世界は違うらしい
普通はどんな世界が見えてるんだろう
赤色って何?青色って何?
ある時は周りに聞いてたけど
情熱的な色とか暑そうな色とかやる気が出そうな色とか
そもそも色ってものがわからないのにね
それなのに君...無色透明
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添えた花瓶に花
赤い可憐な花
か細い枝の花
白に囲まれた部屋の中
おしゃべりな君はもういない
繋がれた管と機械
無意味な月日だけが立ち
意識が戻る宛はない
伝えなかった言葉達
後悔しても届かない...卑怯者
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昔からひどく寒がりなんだよ
毎日長袖を着てるのは
ひとりの夜に吹く風は
冷たく追い出そうとするから
僕を妻弾く街頭
影を伸ばすだけの街灯
刃こぼれしたカッター
ただ誰かに愛されたかった
浅くカッターを突き立てて
心の代わりに血を滲ませ...リストカット
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冷たい牢の中で思い出していた
天才などと呼ばれ称賛を浴びていた日のこと
ひとり照らされたステージ空虚な目には眩しくて
湧き上がる聴衆いつもの空っぽな光景
とうの昔に自分は死んだ正しくは殺した
譜面をなぞるような日々だった
大人たちに貼られただけの天才のレッテル
今となっては犯罪者とそう呼ばれちまうが...ヴァイオリニスト
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自分のことを許せない僕らは
他人の悪口なんてとっくにしてた自己嫌悪
せめて道化師のようにおどけることができたなら
嫌われることに怯える必要もなかったのかな
空は遠い星より遠い
きっと翼があっても届かないんだろうな
人に笑われるくらいがちょうどいい僕らの人生は
生きる理由とか意味とか背負わなくていいん...翼のない僕ら
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昨日叩かれた頬は腫れていた
教科書は破り捨てられていた
命を軽視するその言葉に
染められて捨てられていた
教室には席がなかった
今日もまた叩かれた頬が痛かった
声を出しても空気かのように
それでなくとも誰も目も合わさないのに
常にひそひそ陰口の対象
人間一人として最小...落としもの
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歩幅合わせて歩くのは苦手だから手を繋いでもいいかな
その方が合わせやすいからそうすれば離れないから
小さな手を握り
小さな歩幅に合わせ
小さな幸せ感じ
小さくない愛を確かめて
もう一歩一歩
歩いていこう
もう一歩一歩
君の隣へ...もう一歩
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この日々に名前をつけるとしたら
一体何がふさわしいのだろう
見えもしない心の中を
無理やり見ようとして吐き出した
この空がきれいに見えるのは
それだけ心に空白があるから
雨でも降ってくれれば
涙の一つも流せるのに
このままでいたくない
それだけはわかっていて...風邪気味
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閉じ込めもしもで回る置き時計
音だけが響きあるのは意識のみ
動かない体狭間荒れた墓場
まるで人形無為に打つ心臓
ない幸せ腐った屍
永遠の苦痛しかない花も散らない
ただ数を数える明日も迷える
時間が永遠のように長い
雲は高い空は赤い
花は散りだし死にたいでも死ぬこともできない...症候群
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何が正解
正解なんてない
人生に答えはないから
そんな答えを聞きたかったわけじゃない
選択肢がいくつあっても選べるのは一つだけ
未来をいくつも殺して一つを掴んだ
答え合わせのしようもない
間違いなんてなかったそう言いたかった
正解とは何か
後悔の果てに問い続けた...模範解答