タグ「雨」のついた投稿作品一覧(10)
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窓ガラスの向こうに 打ちつける雨
安い音色のラジオが響く
古いベッドに腰掛け 街を見下ろす
いつになれば止む それも知らずに
幸せの形なら とうに失くしていた
ただ夜をしのげればいいだけで
雨のせいにして 傷を舐め合うとしたら
行き着く場所は暗い 堕ちていくだけ
移り気な花が この狭い部屋に咲いたら...Melancholy Rain
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心の長雨は降り止まずに 何時までもひとりきり
たとえボクの心だけが 晴れるコトバあるとしても
云わないから どうか
冷たい雨に打たれて 人知れず泣き濡れながら 笑った
誰かの流してる涙を 全て受け止める傘になれたら
願う
それでも長雨は降り止まずに 何時までもひとりきり 立ち尽くしていた
たとえボク...Lonely umbrella
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いつまで止まない天気雨 ビルの隙間 覗く青空
灰色の厚い雲がなけりゃ 晴れてるって言えるのかい?
寂しくなんてないよ 悪いのは全部ボクだからさ
笑顔の囚人は 嘘吐いて誤魔化した!
治りの悪い頭痛みたいな 鈍い哀しみの雨が降り出した
全人類憎むくらいなら ボク自身を蔑んだ方が楽なのさ
まだまだ止まない...オテンキアメ
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降りしきる長雨の下
壊れた傘 おろして
見つめ合う 四半時(しはんとき)過ぎ
二人は恋をした
引き寄せる身体 肩に重みが増した
ともに行きましょう 罪悪(つみ)に濡れましょう
降りしきる長雨の下
壊れた傘をおろして
熱帯びた 瞼の際に くちびる落とした
消えてしまえばいい 空も世界も鏈(くさり)も...雨に溺れ
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街角 濡れた空 ぽつりと一人きり 雨
あなたのくれたバレッタを今もつける惨め
靡いた濡れ羽色 梳かした指はもうない
私の幸せは 今更 何処にあるの?
四つ角 青信号 人混み 降り出した雨
遠目に見えているのは いつか愛した人
並んだ靴の音が 隣を通り過ぎてく
似合いのお二人は何色の傘さすの?
二つの...純情少女スタボニー
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街明かりが 僕を拒んで 夕闇へと誘う
人も知れず 迷う裏道 何処かに君がいる?
暮れる空に明星(みょうじょう) 指差して右
彼方此方と 進む先には
吹き抜けてく北風 青山 伸びる紫の影
ーー助けて
見渡すその限りは 青山 数多並ぶ 墓石
君が見えない
道の隅で 取り残された 金木犀の花
歩を進めて左...雨降りの青山
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A
気だるい身体を起こした朝
カーテンを開いたなら 止まない雨
37.5℃の下がらない熱
ため息 ひとつ メールを打つ
B
「今日は特別なの デートなの
だから微熱ぐらい平気」
でも君は違う 『家で寝なさい』
寂しいのに無理した...雨に微熱
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A
暗い空 雨降りの予感に
君の唇は震えている
まだ僕は 切り出せなくて
黒い傘 握りしめてた
別れようかと 言い出した僕
ぽつり 一粒 落ちた雨
君はなぜか 立ち尽くして
音もなく 濡れた
B...傘を忘れた君、罪に濡れる僕
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A
駅のホームで 並んで歩く
キミの台詞に ふと立ち止まる
久方ぶりの 惚気話(のろけばなし)が
私には少し 痛いよ
B
「何時になれば別れるの」とか 最低な本音 渦巻けば
溢れ出す涙雨 堪え切れずに
S
気づけば またキミを困らせて...Rainy Station
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(Aメロ)
ふたり傘を並べ 笑いながら歩く
別れ際の彼に
手を振って息をつく
視線下げてみれば
雫のせた紫陽花
夕陽に染められて橙色にみえていた
(Bメロ)
彼にききたい
悲しさ隠した笑顔の...雨