タグ「幻想的」のついた投稿作品一覧(13)
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翡翠色に染まる
爪の先に宿す
幾千の煌めきが
命を湛えて飛び立った
此処はモリノウミ
底はツイノサキ
生まれ変わる朝の点滅が
私の鼓動を速めてく
蛹の中で見ていた夢の
その先へ 先へ...モリノウミ【曲、動画有】
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深呼吸の透明度を
一と数えるとき
君を例えることに
一体どれだけの時間を要するだろう
拡散してくリフレイン
≪涙が出そうだよ?≫
目にも見えない雨と
僕を抱いて巻き上げる空気の渦の中
呼んでいる声は
いつも瞼の裏に...クオルレリア
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紅の魔女が息を止めた
朝に生まれた鳥は
星屑を道標に
氷の森へ消えゆく
何処までも遠く続いてゆく
石畳を踏みしめ
裂かれた時の狭間で
眠れる君を探そう
“誰がため、誰がため”
愛し続けた調べ...氷の魔女
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ロクガツココノカ
零れ落ちて
あの湖の淵で
逆さの王国
緑のキシ
奇跡の鱗を見た
絹を広げた右の手に
翡翠の指輪
憶えているんだろうか
とても鮮やかだったこと...君の見なかった夢
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私の中で膨れる空の
青さに目眩がするという
白紙の本とこぼれたインク
爪に染み込むただ群青
言葉を変えて例えるならば
落下してゆく気球のよう
ほどけた髪と濡れた蝋燭
息も接げずにただ煌々
とびっきりの冷たい海に
この手を投げ出して...Image
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(A)
蒼い天蓋のある国で
僕たちは生まれ
重ね合わせた声の色の
名前も知らずに
(B)
揺らめいている
この爪先まで
染め上げる水の流れは
誰の手のひらに?...リング
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精々冷めた麻酔を打って
真新しい夢を見なよ
瑠璃の小箱に詰めた嘘が
剥がれてしまうその前に
どうせなら底に沈めてただ
錆びていく過程を眺め
単調な歌で淡い振り
それさえも素振りだけれど
嗚呼 嗚呼、あ
祈って...白昼水槽
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浅い夢の淵をふらふらりくらり
歩いてゆく夢を見て幾、幾夜
遠回りな羊の声に止めた足を
褪めた色の魚が潜り抜ける
いついつまでも君を胸に抱いて
世界の目を眩ませてしまえたら幸せだね
研ぎ澄まされたエメラルド・グリーンの
その眼差しに溺れて終わりたい
刻々と流れていく
この情を何と呼べば愛に成るの?...地下翠
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潜めておいて その眼の深いところに
僕の胸の奥の琥珀
途切れた声の 先に祈りを置き去る
浅い夢の泉で明日
誰のものでもないのなら
あの歌を頂戴?
手も足もすべてあげる
君が望むのなら
与えられて涸れてゆく
掬い取る指の隙間から 一筋...水深36mm
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溢れた言葉も
零れただけだと
泡にして 泡にして
ほらもう浮かんだんだ
形を成しても
器になれない
漂って 漂って
青いせかいを飲んだ
他に何もないような
何かでできてる...鯨と感傷
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[A]
レウティ・ロウラ アンディ・レミニ
レウティ・ロウラ シェルタ・ティエミ
レウティ・ロウラ アンディ・レミニ
レウティ・ロウラ シェルタ・ティエミ
(高音コーラス:エルエティラウラ-マゼトミラ-トゥアリア)
(低音コーラス:サイリエドーラ-オルトマキアエトキア)
[B]
暗がりには魚の影がゆ...忘却の森【曲・動画有】
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誰かのアイが溶けたいつの岸辺
君は言ったろう?
目が眩む朝だね
誰かの愛に咲いた対岸の影
僕は言ったろう?
目の廻る朝だね
水面に触れて笑うのは
日の暮れたらと約束しよう
ゆらゆら乞うって今は居たいのさ
僕の夢は覚めやらぬ...僕の夢は覚めやらぬ
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零時に鐘が鳴るのです
神(ちち)よ、神(ちち)よと涙声
零時に扉は開くのです
聖母(はは)よ、聖母(はは)よと唄う声
月の光が射し込んだ
瑠璃色の湖に
ゆらり逆さに映るのは
古びた祈りの城
水底の教会に
一人の少女は歌を捧げ...水底の教会