タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(13)
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前を見る目を失った
今に戸惑ったとき
川の向こうに居るあの人の元へすぐに
逝きたいの
走って逝きそうになるのよ
記憶なき笑顔が
暗闇の中でもいつも
あの人が呼んでる
すぐにも逝きたいのに
足がすくんで動けない...死人
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期待すれば裏切られ
求めれば答えは得られず
カンダタのように
堕ちてゆく
欲しい言葉は遠く
差し出された手は遠く
イカロスのように
堕ちてゆく
アテにするから
裏切られたと感じ...自分
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幼子が電磁波を放ち
ボディブローをくらわせる
絶え間ない吐き気と闘いながら
なお 吐き気をもよおすクスリに手を出す
痛めつけて痛めつけてさらに痛めつけ
血の色を楽しんだら
求め続け求め続けさらに求め続ける
大いなるケモノになろう
CPUは古代文明だよ
手のひらで踊り狂え...自虐
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声を出して泣くことを禁じられた子供達
心から笑うことの喜びを知らない大人達になった
二次元だけを友として育った集団は
はんで押したような平ぺったい笑顔を繰り返す
人は皆 死んではいけない理由を
教科書通り説いてくれたけれど
生きていても良い理由を教えてくれた人は
誰一人いなかった
握りしめすぎた拳に...鬱
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髪を嬲る風が
なまめかしく通り過ぎ
足元を弄るお前の
神経を逆撫でする
舌もなく 舌なめずりする虫に
5分の魂もなし
いたぶり続ける時間だけ
我を忘れられる
ひとしきり陵辱した後でなら
頭を撫でてやってもいい...虫
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大切なモノは全て
失ってから気付く
自分の中でそれに
例外がないのが辛い
面白可笑しい日々の群れは
とてもとても薄っぺらなもので
振り替えれば何も無かったかのような
暗いトンネルのようで
どうしても許すことが出来ず
どうでも良い自分を責める...戻
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お前から笑顔が消えたのは
いつの日からだったろう
笑顔を消したのは俺だと気づいたのは
いつの頃だったろう
俺は酒を呑んだくれ
お前はクスリを飲んだくれ
大切なコトに気づかなかったんだ
お前が手首にナイフをおいたとき
俺は驚きこそしなかったが
決して止めはしなかった...刃
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深い眠りにいざなうカプセルを
大量に飲んで つかの間の眠りにつく
アラームを止めた夜は
ずべての雑音が敵に感じる
ほんの少しだけ
一人になりたかっただけなんだ
人は人である限り
人から逃げることは出来ないとわかっていても・・・
青い空を見上げても
ネオンが輝く街を歩いても...札
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お前の心に踏み入るチケットはいくら出せば買えるんだ
えぐる為じゃなく
踏みにじる為じゃなく
お前の望むものを与えにいくから
愛しているとしても
愛していたとしても
生きているとしても
生きていたとしても
現実であっても
現実であったとしても...夢
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母さん 靴を捨ててくれ
僕にはもういらないんだ
あのドアを抜ければきっと・・・
だから
靴を捨てて欲しいんだ
捨てなければいけないんだ
母さん
他に僕がおねだりしたことがあったかい?
他に僕がお願いしたことがあったかい?
たった一足...天
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小さな黒猫が
薄汚れた身体をその色に隠して
薄紫の道路
まぶしく白いライトを横切る
よけきれないバイクが1台・・・2台・・・
夕闇に落ちていく
猫をかばったのかい?
自己満足かい?
君は満足かい?
赤い血が薔薇のように・・・...薔薇
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二人は白い傷口に
ただ塩を塗っていた
たまに夢を見つけるけれど
タイトルがつけられない
あれは愛おしかっただろうか
あれは狂おしかっただろうか
そんな価値さえ無い程に
日常を生き今を貪った
春に出会っても秋に出会っても
叶わぬ運命であるなら...白
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眠れない
夜がこないこんな日は
あなただけに
あなただけを想って
切ない想いを綴りましょう
ここじゃないあそこに居たとき
優しいあなたはそばにいて
いつも凍えてしまわぬよう
いつもはぐれてしまわぬよう
しっかりと...白夜