ぐんない!
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投稿作品22作品
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しょうもないことばかりだ
ぬるくなったコーヒーと 飲み干して
中身のない主張ばかりを
繰り返したって 仕方がない
マイルールには忠順に
夜の終わりには逆らって
足掻いてみたってどうせ
何も変わりはしないのに
もうどこにも行けないイスに腰掛ける
半畳のベランダ 吸い込んだ空気は苦い...半畳
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むずかしい名前ののみものを
わかっているふりをして 飲み込んだ
お揃いのすこし背伸びした シルバーリング
私たちはいつも一緒だった
平たく伸びた河川敷 電車からの景色
ここが一番安心するねと 笑った
初めから違うことは当たり前なのに
いつも忘れてしまっている
水たまりをふんだ 思い出したように濡れた...A
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わかっている
わかっている
わかっている
何の意味のない言葉で
その場を取り繕っている
別に本気で変わろうとはしちゃいないし
今が楽しければそれでいいさ
朝と夜が繰り返される毎日を
私は悠々と泳ぎ続けるのさ
たまにケーキは食べたいし...ストップ
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僕は才能が無い
才能が無いことを知っている
「知っている」それだけで
得意げな顔をしていたんだ
僕は特別じゃない
特別じゃないことを知っている
でも「もしかしたら」ってね
期待を寄せてしまったんだ
なんでだろう 僕に出来た筈のことが
今では難しすぎるや...クランチチョコレート
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青春を唄うギターを
いつも後ろで見ていた
お気に入りのスカートを
疑うことなく履いていた
帰り道にいつも 喫茶店
泡のように日々は過ぎた
さよなら また明日 夜の帳は下りる
少しも疑うことなく ただ明日を待っていた
イメージに沿う日々を
ただなぞって行くのか...通過点
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昔から感じる違和感 何故誰も気づかない?
確定事項の奇跡 騙されている美しい涙
つまらないことはやめて ちょっと痛いキスをしましょう
お馴染みの掌返し 何故誰も見えない?
オレンジはすぐ青に 彩られる世界の反転
追いかっこはやめて もっと楽しいことをしましょう
目と口とを塞ぎたがりのわがままを
蹴飛...育み
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順を追って説明しますと
男女のロジカル メロドラマ
決して誰かの心を叩いていいものじゃない
叩くつもりもない
神様が産まれたあの日から
今まで色々 ありました
そんな言葉で片付けていいのは君だけだ
君1人だけだ
2人のカレンダーをめくろう
もしももう1度出会えたなら なんて...その全てが僕のためだった
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泣き疲れた夜は 勉強が捗る
余計なことを考える 弱い私は眠って
よく眠って
お悩みテンプレート 十二分に在り来たり
そんな女は置いといて 参考書は進んで
よく進んで
日常を閲覧会 その非日常な視線を
たまに向けてしまう ひどく冷たいのに ほら
例えば二人で帰った五日前
君を決して離さまいと...3343
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交換ノート トイレツアー 色違いのガラクタ
「私とあなたは親友」
翌年 他人になった
裏切りに怯え 痛みを抱え
涙しながら手にしたチョークで
青いラインを引く
あぁスッキリ これで誰も僕を傷付けない
出会いと別れなんて
痛くも痒くもなんともない
つまらないこの孤独の時代...愚考
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「明日は多分まぁきっと、各地で雨が降るでしょう」
白いブラウス お天気お姉さん
その笑顔に 少し期待とかしてみよう
レモンイエローの傘さして 準備万端で待ちましょう
逆さで吊るす てるてる坊主さん
空の青さに 軽い絶望お昼過ぎ
天気予報は外れても 嫌な予感は当たるのね
雨よいっそ 私を一層
悲しませ...降水確率
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自称「暴露話」には興味ないです
こちらまで気が滅入るような
少し汚い話をしようか
お食事中の方申し訳ありません
例えばあの子の性格は
この上ないほど聖なるものです
しかしながら神様の気まぐれで
醜い顔を持ち合わせています
君は鏡を見たことがあるか?
そんな使い回しの悪口(レス)は無意味...本音
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君のか細い指先が
強かに僕の頬を打つ
曲がりくねったその先の
アンチノミーなど押し込んで
僕も雪解けと共に
消えた美しきリユニヨン
都合のいいことを棚に登って考えて
今日も 弛んだ ほつれの 隙を 待つ
もし僕が君の心の合間を
少しでも問えば違ったかなあ...ビタミン
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静かに落とされた凶弾など 所詮
その場凌ぎの気休めで
だから私が倒れることじゃないわ
黒い魚は泳いでく 涙を知らずに泳いでく
その姿こそが その真髄
昨日と明日を繋ぐ私よ、今をどう生きるの?
既視感に塗れた毎日に 呆れて目を閉じるの Losing
静かに埋められた塊たち 所存
その場限りの感傷で
だ...Losing
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背中合わせの 君と僕
あっちやこっちへ はぐれもの
弓矢は睨みを 空気は叫びを
それでも僕は 君のことが
精と一杯の明日 彩 捧ぐ花
陽だまりが隠したこの艶を
今君に
「ごめんなさい 私花粉症なの」
空と海の間 青 去る夕日
巡る世界が零したその涙を...ピンヒール
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ねぇねぇねぇ そこの君
面白い話があるんです
だから聞いてよ ねぇ Show Me!
カラフルな風船が 空を覆う
まるで素敵なおとぎ話のよう
一つ掴んでしまえば もう
私もココの住人ね!
きっと私は大好きな誰かと
それは楽しい時間を過ごすの
なのになんで私は一人なの?...Show Me!
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雑居とした教室に
今日もあんたの喉が痛む
愛に血塗られ息をして
僕は隠れて呟くんだ
「先生、貴方は愛すべきヒト」
もうそれは桜が地に落ちる頃
始まっていたのかもしれない
またもやつい最近だったのか
わからないほど音もなく
そう少し煩く光った青春が...優等生諸君に捧ぐ