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イチオシ作品

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いつか思い出になったとき

歌詞:ねすと
曲:まんぷく

これは夢かな ああきっとそうだな
鏡が どこかと 繋がった ようだ
冴えない顔に どこかのワンルーム
向こうも こちらに 気が付いた ようだ

気が付きゃ それは 簡単なことで
向こうに いるのは 未来の僕らしい
大金持ち には なれてないが
そこそこの 暮らしは できている ようだ

「いったい キミは いつの僕なのか」
向こうの 僕が 先に訊いてきた
ああ……そっか……

いつか今日が思い出になったとき
僕はなにも思い出せないんだな
明日の憂鬱も 今日の失敗も
傷も残らず綺麗に消えちゃうんだな


ヒントもなく 思い出すのは
どうやら 無理だと 気が付いた もんで
昨日 あの子に 告白したこと
そして 見事に 振られたと 告げた

「いったい それは いつのころなのか」
向こうの 僕は まだわからない

ああ……なんだ

いつか今日が思い出になったとき
僕は涙ひとつこぼせないんだな
死んじゃいたいと思ったことさえも
傷も残せず綺麗に


「いったい きみは いつの僕なのな」
悔しくなって逆にきいてみた
どんな仕事をして 誰を好きになって
         夢から 覚めた

ああ……そうか……

いつかぼくが思い出になったとき
僕はなんにも残せちゃいないんだな
話せる過去も  笑える失敗も
なにも持たない 僕が

いつか今日の僕に出会えたとき
何か一つでもいい話をしよう
明日の憂鬱も 今日の失敗も
全部続いていると言えるように

いつか出会う僕に

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