最近の投稿作品 (24)
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Silver Bullet Night
夜空に金の指輪昇ったら
いざ行かん 霧の森を抜けて
シルバ・バレット・ナイト
狼狩りの夜
世迷の甘い舌で遠吠える
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暗中
◆目隠しで君に触れようとして
◇耳を塞いで言葉を求める
◆◇
初めに隠し事をしたのは
一体、どちらだったのでしょう?
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蜘蛛カ獣カ恋ノ歌
蜘蛛カ獣カ恋ノ歌
A
魂の緒を手繰り寄せ
B
からからと紡ぐ糸、恋の赤色 蜘蛛のように綾取って、貴方を捕らえる
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歌う鯨、絵かきの世界
A
真っ白なキャンバスに
流し込む海の色
そこに泳がせたのは
歌を奏でる鯨
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龍の為の風の歌
龍の為の風の歌
柔らかな陽 金の紗(うすぎぬ)
梢(こずえ)奏で 花々と舞え
昼と遊ぶ 君は美し
星の夜(よ)には 銀貨の飾り
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銀星の鳥
銀星の鳥
1番-A
願い星
手に入れようと
儚いその羽は
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夜送曲
爪の先で 星を弾(はじ)く
砕け散った 銀の色を
道の端(は)に咲く
花の中落とし
貴方の行く道
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君へ贈る子守唄
「おやすみ、良い夢を」
一日のおわりに
おまじないを、ひとつ
君へ贈ろう
"明日(あした)が今日よりも
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アルビレオ
アルビレオ
解けない魔法で
いつまでも
輝いていたい
オレンジ色の
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桜恋唄(さくらこいうた)
風花を きらきらと
吹き散らす 東風(ひがしかぜ)
愛しき君よと
歌うは 鶯(うぐいす)
騒ぐ心 花蕾
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カウントダウンと青い鳥
いつまで
側に居てくれるかな
あなたは青い鳥
強い翼、持つ人
飛び立つ日を
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花の雨降らす龍の歌
約束の風を 待って
悠久の時に 沈む
見上げるあの空は 未だ 未だ 遠く
暗い谷の 底に
鎖(とざ)された龍の夢
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金平糖少女
飴細工みたいな
君の目から
カラカラ落ちる金平糖
白い指がつまみ上げて
僕の唇に押し付けた
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雨と傘
冬のはじめ 冷たい雨
冷えた指先で僕に触れた
君が差し延べた傘の下
「ここに二人きりだね」
小さな世界に少し笑えた
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桜鬼(さくらおに)
一夜(ひとよ)
綻(ほころ)ぶ花蕾(はなつぼみ)
揺れる一枝(ひとえだ) 恋心
二夜(ふたよ)
初めの一花(ひとはな)の
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バイバイ
貴方の為よって
君は言うけれど
なんて残酷な言葉だろうね
例えば君がいなくなって
僕がそれを喜ぶとしたら