冬のはじめ 冷たい雨
冷えた指先で僕に触れた
君が差し延べた傘の下
「ここに二人きりだね」
小さな世界に少し笑えた
時がおそろしく穏やかに
瞬(まばた)きすら許さずに
流れていってしまうから
どうか掴まえていてくれませんか
雨が止んでしまうまでは
雨のおわり 落ちる雫
冷えた指先の君が笑う
そして僕は気が付いたんだ
濡れそぼつ その肩と
傾けて注がれた優しさに
僕と指を繋ぎませんか
それから、どうぞ抱きしめさせてはくれないでしょうか
君がしてくれていたように僕も
君に優しくしてみたい
雨が止んでもそばにいてよ
優しさを傾けて、傾けられて
そういう風に
君といたい
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