S＊Know

花火が照らす 二人の儚い笑顔
人で溢れる海の浜で
私たちは手を取り笑い合った
最後の夏
さよならも言えずに
過ぎ行く一秒に急かされる
夜空に咲いた
オレンジの花火に涙流した
鳴り響く深い音に
掻き消された言葉...

バラバラに千切った 約束の手紙
教室で一人 紙を散りばめる
でもまた約束のカケラ拾い集める
これが最後さ
夕闇の太陽の下で
互いに交わした言葉の数々
もう戻れないの？あの頃には
やっぱり寂しいかな
どんなに泣いたとしても
時間はもう戻らないよ...

実験のために使われた
ツギだらけの体
心内を引き裂かれ
私の狂気も開放する
私の瞳は
絶望の光を乱射する
感情を失くし
笑い方すら思イ出セナイ
太陽は黒い雲に覆われた
スキマから降り注ぐ光に...

片手に毒のりんご
片手に魔女の薬
あなたはどっちを選びますか？
りんごを取れば
幸せな愛の物語
薬を取れば
儚い恋の物語
私はどっちも選ばない
劇的な出会い 素敵じゃない？
そんなシンデレラになりたいの...

「私たちに近寄らないで」
私を
貫く言葉の槍(やり)
痛みを感じる度
壊れて行く何か
自分に問い掛ける
「私は何のために生きてるの？」
答は見つからず 堂々巡り
自分の馬鹿らしさには気付いてるけど…
何度も 何度も...

もう声が枯れるほど泣いたわ
胸が張り裂けそうな
痛みに耐え続けて
わかってたけど
諦められなかったんだ
キミと過ごした教室
もうキミにも教室にも
「さよなら」
キミとは遠く離れてしまうね
あれ、どうして 涙が止まらない...

遥か遠い過去に隠された
寂しく 優しい 旋律
天涯孤独の小さな存在(ホシ)
伝説上では
純白の翼を持ち
一瞬しか会えない
まるで 素直じゃない
君のようだね
君の居場所 教えてよ
闇を翔て 宇宙(ソラ)を越えて...