さいなの投稿作品一覧
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ベッドルーム
仕方なしに吐き出された
無言で本音 ぬるい欲望
空虚な部屋に飛び散って
報われないまま這い出すだけ
結ばれない互いの本能
愛されたいあたしの煩悩
噛み合わない違いの温度
くだらないわ
仕様もないつじつま合わせ...【巡音ルカ】ベッドルーム【オリジナル】
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Smile
大抵のことはひとりでできた
世界はどこまでも広くて
夢中になった宝物
腕いっぱい輝いてた
守るべきものがいくつも増えた
壊れた宝物もあった
夢中で駆けて傷ついた
弱音ひとつ こぼせないまま
そんな君のこと...【初音ミク】Smile【オリジナル】
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パンプス
電車の床 ビールの空き缶
揺れるたびに行ったり来たり
願うことは 汚いものがこっちに来ないように
捨てるやつが悪いんだよ
たまたま乗り合わせただけだよ
責任感 転がる空き缶
行き場を探し続けてた
小さい頃に夢見た大人はこんなんじゃないのに
少女みたいな感性でパンプスのかかとに乗っかって...【初音ミクSoft】パンプス【オリジナル】
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おもち おもち もちもち
やくまえは かちかち
あみにのせて じわじわ
まつあいだ そわそわ
かたいおもち やいたら
ぷくぷく かわいいな
わたしのきもち やいたら
かわいくなるかしら
きもち きもち ゆらゆら
やきもちは いらいら...【初音ミクSoft】おもちのうた【オリジナル】
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縋るように夜を更かして満たしたい寂しさは
夜が濃くなるほどに積み重なっていく
こんな空っぽを今まで何度身に纏っただろう
それなのに
どうしてわたし まだ暗闇に何か探すの
逃げるように耳を塞いで流れ込む音を聴く
埋めようとするほどに隙間が空いていく
こんな絶望を今まで何度見つけてきただろう
それなのに...【初音ミクDark】がらんどうと絵空事【オリジナル】
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強い青の光の下
風が思い付いたように僕を撫でた
抱えた甘い熱は心臓の音に急かされて
いつか僕の喉を飛び出してしまうかな
気まぐれにスケルツォを奏でる細い指先にまで恋をした
本気じゃないならもういっそ触らないでくれよ
投げやりに呟いてみただけの言葉は青に溶けて
本当のところは触れたくて仕方がなくて
あ...【初音ミクSoft】恋心と夏の風【オリジナル】
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ビー玉
温度や体を欲しがるくせに
透明なものばかりに焦がれていた
ビー玉に宿る宇宙に触りたいと
叶わないことを想っては
その空間に浮かぶ痛みが確かに在ることが愛しかった
夜が朝になって僕たちは奪われてしまう
抗えない光はいつだって悲しい色だ
言葉は過去に残されるのに
どうして未来を誓うんだろう...【初音ミクDark】ビー玉【オリジナル】
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たくさんのものを背負って重い鎧
いつの間にか動くのも大変そうね
それでも戦い続けるあなたは
ひとりでいちゃいけないとそう強く思ったの
鎧の下 ずっとずっと抱えてきた
涙も傷も本音も
隠さず見せてよ ねぇ...
涙流すなら一緒に泣くよ
傷が痛むなら手当てをするよ
本音聞かせてよ 分けっこしてよ...【初音ミクSoft】ヒーローの秘密基地【オリジナル】
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ゆっくりと上下に視界
鈍さから始まる感覚
窓から風 飛ばされた白紙の五線譜
0と24の積木遊び
放り込まれてここは何回目?
ピアノの音とからっぽな歌
生温い現状で呼吸を繰り返していた
悲しくも痛くもないストーリー
からから ピアノが響く
泣きも笑いもしないで横たわってた...【初音ミク】ピアノと空色、泳ぐ猫【オリジナル】
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Daybreak Cinderella
誘うように 誘われるように
ひらひら踊る鮮やかなドレス
悲しげに微笑んだ君
頬を伝った滴の跡と
片耳だけにパールのピアス
シンデレラ 追いかけた僕
Ah 夜明けの空に照らされることを恐れた
"朝はあたしをひとり置き去りにする"
ありのままでいい...Daybreak Cinderella
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奪われるような夢のあと
あたしはくたびれた服を捨てた
掃除は嫌い 散らかるのも嫌い
要らないものばかり増えてくよ
それでも欲しがり続けてくのは
滑稽に見えるかしら?
黒に沈め 空虚な胸を埋めてよ
新しいドレスで着飾って
午前3時 響いたシンデレラの鐘
わざとピアス 忘れるかどうかは 男次第...【初音ミク】Midnight Pantomime【オリジナル】
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なんで怒ってるかわかってる?my darling?
他の子を見るなとか無茶振りをする気はない
オトナだし アナタのこと 信じるし 好きですし
そもそもね あたしはね 寛容な人でありたいのです
だけどね
他の子を見て『可愛いよなぁ』って同意を求められるのは
すごく非常に誠にとても
実は内心穏やかじゃな...【初音ミク】Bad Darlin',Lippy Girl【SaiNa】
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1000days since...
君がいない世界で あたしは息をしてる
それは信じがたくて だけど正しかったの
突き刺すような陽射しが 跳ね返る強い夏
こすりすぎた まぶた 眩しくてうつむいて歩いた
日傘の下 雨が降ったよ
包んでくれた腕のやさしさ
耳に伝わる心臓の音
もう二度と触れない
切なくて...1000days since...
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Black Rose
嗚咽(おえつ)さえ掻き消す大雨 溺れたあたしは息も出来ずに
冷たい身体がここに在る訳を 白い空に求めていた
纏(まと)わりつく孤独に身動きが取れなくなった感情は
壊された言語で哀しい音を立てる
ネェ ぼくハ まダ ひとりデ たテソウニナイヨ
不快だけ漂うこの部屋 醜い世界が酸素...【初音ミク】Black Rose【オリジナル】
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沙羅双樹
追憶と はなむけを
愛し君に手向ける愛の唄
花は咲けばいつかは散るもの
だるまさんが転んだ 鬼さん盲目
光の花が闇に落つるを
なぜ美しいと微笑んだのでしょう
夏の夜風に揺らされていた
君の髪の動きまで覚えているのに
君がくれた幸せ抱いて...【初音ミク】沙羅双樹【オリジナル】
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『LOVE SPACE』
詞:SaiNa
曲:SaiNa
歌:初音ミク
あなたの街へ向かう電車
イヤフォンから流れるラブソングは
窓からの景色をキラキラと染めてゆく
いつも言わない言葉たちを抱えてあなたのもとへと
「今日こそは・・・」あなたとのキョリ縮めたいな
待ち合わせ5分前 モヤイ像の前...【初音ミク】LOVE SPACE【オリジナル】