ゆっくりと上下に視界
鈍さから始まる感覚
窓から風 飛ばされた白紙の五線譜

0と24の積木遊び
放り込まれてここは何回目?

ピアノの音とからっぽな歌
生温い現状で呼吸を繰り返していた
悲しくも痛くもないストーリー
からから ピアノが響く
泣きも笑いもしないで横たわってた


見上げた空 やさしい色で
僕はここで置いてかれそうだ
だるい夏 持て余してた僕に不意打ち

夜が冷やせなかった熱が風にさらさらと溶けていく

きっとさ、
とまって見えた部屋の空気も
いつだってこぼれ落ちていけたんだよ
単調だと放り投げてた
無表情の他力本願
探し物は? ―探し物。


甘やかされた猫の尻尾が花瓶を倒して


広がる波 命のにおい ガラスの音 喉の奥
見開いた僕の目に走る破片の光
隅っこで呆れる猫の顔
ちょっとは睨んでみるか

そんな夏が終わろうとしていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【初音ミク】ピアノと空色、泳ぐ猫【オリジナル】

閲覧数:108

投稿日:2013/07/09 20:49:00

文字数:378文字

カテゴリ:歌詞

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