近々小説を投稿したいと思っています。
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エリーゼ独特の丸いテールが目の前にせまる。そのまま右に車線を変え追い抜いていきミラーで確認すると、蓮が笑っているのが見えた。ただでさえ、腕が違うのにロータスエリーゼとF355では勝負にならない。ストレートでは押さえて走り、少しのあいだ2台はバトルする。下りの右コーナー3速から2速にシフトダウンわざと...
もしもボカロキャラが35歳だったら・・・4
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3
暖炉からいい匂いがしてきた。
私は、一人でコロネロ・ランドルフを舐めていた。カスクトレングス、樽出しのごっついバーボンだ。50度以上ある。グラスをテーブルに置き、暖炉まで歩いていく。
「焼けたな」独り言を言って、中からアルミホイルを取り出す。安物の牛肉の塊に、玉葱・ニンニクをたっぷり入れ、赤...もしもボカロキャラが35歳だったら・・・3 (ハードボイルド版)
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2
ハードディスクが虫の様な音を立てて起動する。
幾つか来ていたメールに、リプライを打って、次の画面を開く。
「コーヒーが入りました」
「ありがとう」
「午後からの面接はどうなさいますか」
「午後からは出かける。君に任した」
「社長、またタイイングですか」
「そう言うなよ、年に一回の八久和参りなんだ...もしもボカロキャラが35歳だったら・・・2 (ハードボイルド版)
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1
1997年6月某日
水面が割れた
次の瞬間、ジーセの3#ロッドを通して、確かな生命がつたわってきた。
「でかいな」声に出していた。まさか、こんなつまらない川にいるサイズではなかった。人生ってやつには、時には思いがけないことが起きる。
ロッドは満月の様にしなって小刻みに震えている。リーダーは9フ...もしもボカロキャラが35歳だったら・・・1 (ハードボイルド版)