シラサギタツ

つま先をそろえ
ひた隠し
ハリボテの顔を
縫い合わせ
奏でるは皆と
同じメロディ
嫌になるわ　嗚呼
人並みの様を
是とすれば
営みのザマは...

あの日　ただ　見通してたのに
今は　まだ　自分に悩んでる
あの日　ただ　希望があったが
今は　ただ　昨日に病んでる
僕はまだ　変わってないのに
痛い　痛い　この感情が！
辛い　辛い　この現状が！
暗い　暗い　この人生が
まだ　答えがわかんないの！
後悔の　ない　浮浪者と...

探し続け歩いている
何も覚えていないの
一人で彷徨っている僕は
まるで　あの子供のよう
大切な人からも　
忘れられていくのだろう
ひたすら追いかけても
何も分かりはしないのに
外は怖いから　逃げていたいから
過去を取り戻す度に...

他人が落としたものにばっか
喰らって奪い取るハエさんだ
たかって蜜を吸うこの惨事
普遍的狂気　社会現象？
至って普通なこの世界じゃ
尖った思想じゃ当てがないわ
好かんことばっか巡る脳内
嫌った思いだけ発信中です
同情、怨嗟、真と偽の混同
妄想、連鎖、浅薄エモーション...

こびり付いたプライド　シャットアウト
そりゃ脳内回路　ハイド迷子
なりたい偶像にチェックメイト
アナタの背に　縋っている凡人です
もう何回目？
あっち向きゃ劣等　こっち向きゃ嫉妬
匙を投げる
苦しんで逃走
どうしても無能　こうしても徒労
嗚呼、厭々...

クソだりぃわ
ただの傍観に価値を生み出していけ
「それ、クソ寒いわw」
胡坐かいてんだって？
クソきめぇわ
傷を舐めあって　絆で合わしていけ
「それ、クソうぜぇわｗ」
ガセの評判に縋りついたって
ただ、ただ、ただ。
僕がこれじゃ虚しいだけ...

些末で未熟な　ガキばかり
定めた義務を　こなすように
山あり　骨をり　いまそかり
心底どうでもいい
嗚呼、
歯に衣着せてちゃ　すぐ目減り
眉顰め　口遊む　哀歌
その都度変わる　得手不得手に
「救え！　救え！」と　縋るばかり
見ない振り　していても...

藻掻く迷子が　死んでいくような
邪魔なものには　痰を吐くような
人を信じてパーを見るような
クソ世界で笑ってんだ
斜に構えて　生き急いでいては
積み上げて　崩れていくものだ
どれも最初は容易なことだが
今じゃ何もわかんねぇ
拗れた思想　ばっか
溢れ出しそう　なんだ...