触れない夢の中の思い出みたいな
フワフワしたつかみ所のない音が
私を目覚めさせたくて囁いてる
小さな鈴の音のようにカランコロン

指の先からこぼれそうなひとしずく
連ねていけば広がって消えてく
木漏れ日が朝を歩くように軽やか
夕焼けが夜を連れるように嫋やか

夢の扉を叩いてノックノック
その先は現実?それとも別の夢?
響かせる音色が私に小言を言う
「もう少し早くてもいいのに」って


境の無い時の中のアルバムみたいな
コロコロした例えようのない音が
私のまぶたを開かせたくて呟く
微かな口笛みたいにピリンポロン

足の先から弾けそうなひとかけら
重ねていけば飛び散って溶けてく
さざ波が月と話すようにカタコト
朝焼けが星と遊ぶようにサワサワ

時の扉を静かにノックノック
この先は真実?それとも別の時?
輝いた音色が私に文句を言う
「もう少し笑顔を見せてよ」って


コンクリートで上書きさていた光
アスファルトで閉じ込めていた鏡
時計のせいにして宝物を埋めた
離れたくなかったの知ってて

ボロボロになっても「おかえり」って笑う
ボロボロに泣きながら「ただいま」って呟く

いつだってそれは願えば訪れる
迎えに行く必要なんてない
面倒そうに嬉しそうにそばにいて
ま新しい地図で宝物を探すんだ


今だってほら聞こえる目覚ましの音
笑うように歌うようにキミにだけ
落とし物もなくし物ももうないよ
願い事はひとつだけあとはそれだけ

眩しい光の中で気が付けばもう
小さな音色が指先を優しく掴んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

めざましのーと

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投稿日:2022/06/14 23:06:28

文字数:648文字

カテゴリ:歌詞

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