いつのまにか隣にいたお姉ちゃんが私に聞く。「ばらの花言葉は?」と。
「愛情」だと答えると、お姉ちゃんは笑った。
「私の赤は愛情。だけどね、黄色のばらはね…」
耳元で囁かれた言葉。
身体をかけめぐり、眼球の裏側へと。水晶体から反転した偶像と言葉がリンクして私は物が言えない。

「(緑のお姉ちゃんばかり歌っている気がする…。)」

ばらの花言葉は素敵なものばかり。愛情、情熱、エトセトラ。
だけど、黄色のばらだけは違うの。
嫉妬。
まるで私みたいね。

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ばらの子[ss]

閲覧数:320

投稿日:2008/08/14 23:48:50

文字数:224文字

カテゴリ:その他

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