からすとかもめ
あなたの声が聞こえた「ここにこいよほら」
かもめが鳴きだすそら「二度と来るんじゃない」
私はかもめの深い穴の底に落ちたまま
「もう出ることはない」なんて悲しいことを言う。
私をその檻に入れて誰のためになるのよ
きっと、だけど、餌にされちゃう。
どうしてなのか この世は不合理で成り立つのだ。
誰かはまた誰かの餌になることしかできないんだ。
私はね 壊すの
かもめが消えたところでこの世は何も変わらないみたいね、
それなら、いっそ消えてしまえばいいのにと思うの
からすは手に取る
「未来を変えるための秘密道具なの、素敵でしょ?」
「わかれよ」
この世はね、下劣なんだから覚悟しとけよ
らららららら らららら
私の行く手を阻んで、かもめは何を望むの?
先のための「俺が育てた」と
酒の共に語るためでしょ?
とても醜いものね
なぜなの、わたしは、それのために、動くの?
理由なんて簡単、かもめが怖いから
かもめがいない世界だったらなんて夢を見るの
その世界はとても綺麗に見えてしまうのよ
ほらまるで白いからすで満ち溢れてるかの
私はそんな世界を「望んでいる」
「この世は醜いからよ、そうね仕方ない話なの」
「でもね、この話を終わらせましょうよ。ほらほらかもめさん?」
この世はね 残酷 私がね 壊すの
私が壊したかもめの灯は無様に消えた。
そりゃ当然よ。かもめは私にとって敵でしかないもの。
それなら壊して当然でしょ?
早くあなたに会いに行くわ
あれ?
なぜなの?
あなたはそんな顔するのよ
あなたのことを想ってしたはずなのに
この歌、ほんとはこうなるはずじゃないのに...
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