いつもは綺麗に映る君の姿 なぜか瞳に揺らめいていて
白い季節を運ぶ風の中で 僕は静かに終わりを感じていた
そっと魔法をかけて 顔を上げ大きく手を振った
ここでまた泣いたら 君が動けなくなってしまうから
大丈夫 もう少し 嘘をつくのはもう慣れっこでしょ
そして一人になった 魔法は音を立てて解けてゆく
分かっていたよ 見ない振り続けていた
柔らかな微笑みをくれた君も
遠くに想いを馳せている君も 大好きだったから
忘れてしまえこんな想いなんて 元は何もなかったはずさ
白い季節を運ぶ風の中で 青い雫が優しく降り積もってゆく
きっと知っていたんだ いつか終わりが来るその瞬間(とき)を
ずっと逃げていたんだ 僕も君も多分あの子も
分かっていても 芝居を演じていたんだ
集まって笑い合っていた日々が
泣いて怒ったいつもの日々が 大好きだったから
忘れてしまえよ 楽になれるだろ
わかっているけど(わかっているのに)できないよ!
忘れられるわけない どんなときだって 僕ら三人は支え合ってきた
だから二人が迷っているときには 僕がその手を導いてやらなくちゃ
もうあの頃には戻れないかもね
でもその瞬間(とき)までは近くに居たいな 滲む満月にそう願った
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想