乾いた風がすり抜けるたび
季節の終わり感じ
昨日よりも足早になり
なぜか家路を急ぐ

去年流行りのファッションは
時代の速さに取り残されてゆく
まるでこれから先 二人の距離も
遠く感じてしまう

並んで映るフィルムには
確かな記憶呼び覚ます
すれ違う想いは
ゆっくりトキを凍らせる

夜空に輝く光 探し集め
彼方へ飛ばそう
幾億の人で行き交う街 眺め
未来照らす星に 願い込めて

言葉の奥に隠されていた
SOSの合図 気づけないまま
触れた手のぬくもりにいつも甘え
何度も困らせてきた

つよがりなサヨナラの言葉も
涙で滲んで読めない
同じ刻を生きる
たったそれだけが 叶わない

闇に浮かぶ月のように
何処にいても形を変えずに
何年もこの命尽きるまで
見守ってる 今日も明日も...照らし続ける

失い始めて気づかされた
他の誰かと比べても
その存在の大きさに
かなうものは どこにもない

星の海に漂う
とても静かな時の流れの中
歳月を重ねてゆくたびに
いつかきっと 大切なものが
生まれてく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

星屑のセレナーデ

オリジナルボカロ楽曲「星屑のセレナーデ(http://piapro.jp/t/seQm)」の歌詞です

少し寒くなってきた時期にふと夜空の星を見上げていたら浮かんできた詞です。

閲覧数:306

投稿日:2015/12/22 19:35:50

文字数:449文字

カテゴリ:歌詞

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