神様。私は、今ので満足していました。それ以上を求めていません。
神様。私は、今のままでいたいのです。だからどうか、嘘だと言ってください。
 「私が、救世主!?」
「はい。我らが主。神官長ミク様が、おっしゃっておりました。」
主?神官長ミク?救世主?なに?どういうこと?
「ぁ・・・あなたは?」
と、とにかく、話題をそらさせてもらう。
「私は主様の精霊、ハクと申します。」
精霊。どうりで妖精みたいな、蝶みたいなはえてえるんだ~。
 そ~いえば、私、教会の人に会ってないな。
「ダレソレ。」
「あっ。チシヤ。」
人見てすぐ、ダレソレはないでしょ!ホント、こういうところは変わってないんだから。
「彼は、チシヤとおっしゃるのですか。」
「そうだけど。あんたは?」
チシヤ!失礼だよ!って、私はチシヤの母親かよ。
 ごめんなさいハクさん。気を悪くしないでね。
「神官長ミク様が主。精霊のハクと申します。」
「何の用。」
あれ?チシヤ、怒ってる?どうしてだろう。気分を害するのは、チシヤじゃなくてハクさんの方なのに!
「我らが救世主。メシア様をお迎えにあがりました。」
「メシア?私じゃないの?」
確か・・・私だったよね・・・。や、でも、メシア様って・・・あれ?
「はい。あなた様です。」
「でも・・・メシアって。」
「はい。メシア様の魂が、あなた様の中に秘められているのです。」
え?わたしの中に?もしかして・・・あの声?はは・・・必要とされてるのは、私じゃないんだ・・・。なんだ・・・。
 は!な、なんで落ち込んでんだ、私!どっちかというと、安心する方だよ!
 ん?チシヤ―!!なんか、怒り度アップしてるよ!どうしたの、チシヤ!反抗期?反抗期か!
「アリスを連れて行くつもりか。」
「えぇ。よく理解されているようで。助かります。メシア様だけでなく、チシヤ様もご一緒に・・・」
「断る!アリスは連れて行かせない!それにアリスは、メシアじゃない!」
チシヤ?本当にチシヤなの?こんな怒ってるトコ、初めて見た。
 は!もしかして、チシヤ!あんた主人公(ヒーロー)気分でいるの!?ダメだよ!主人公(ヒロイン)は私よ!
「あなた方の意志は、関係ありません。強制です。」
うわ~。すごい人。てか、怖いぞ!まるで悪の組織!もしかして、これは誘拐!
「アリス!」
「え?」
わ!眩し!なにこれ、眩し・・・!
 ぁ・・・れ?目・・・が、開けられない・・・。なんか、ねむ・・・い・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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不思議の国のアリスは、救世主!?  11話

まだおわんない(T_T)

~==次回予告==~
霊:そ~ろそろ、終わらせなきゃね。
ア:そうだね。あんた、いい加減飽きたでしょ。書くの。
霊:べっ別に、飽きてなんかないよ!
  ただ、ほかに書きたい者がうじゃうじゃあるだけだもん!
ア:今度は何書く気!
霊:ボカロの曲の小説。想像してて、夜は目がさえまくり!
ア:てかさ、この小説長いからさ、まとめないの?
霊:完結したら、やろうかな~なんて考えてるよ。
ア:考えだけで終わらないようにね。
  じゃ、次回『不思議の国のアリスは、救世主!?』お楽しみに

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投稿日:2009/05/19 09:40:59

文字数:1,031文字

カテゴリ:小説

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